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研究課題

記事ID:0013398 2025年9月22日更新 農政課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

研究課題の設定について

研究開発課題は以下に示す観点により、大きくプロジェクト研究、重点研究と地域密着型研究の3つに分けています。

  • プロジェクト研究課題
    :県の将来を見据え、戦略的に取り組むべき先行投資的研究課題
  • 重点研究課題
    :県の農畜水産業が直面する課題に対応する、重要性・緊急性が高い研究課題
  • 地域密着型研究課題
    :地域のニーズや現場が抱える目の前の課題解決を目的とした研究課題

プロジェクト研究課題及び重点研究課題は、研究開発目標及び達成年度を明確にして県の重要課題として戦略的に取り組むものであるため、関係行政機関による評価を踏まえて研究課題を決定します。研究推進に当たっては、研究進捗段階での中間評価、研究終了後の事後評価を行い適切な進捗管理をしています。
地域密着型研究課題については、関係行政機関と連携して研究課題の評価を行い、現場が抱える目の前の課題を効果的に解決することを目的に取り組んでいます。

プロジェクト研究課題

次世代農畜水産業のデザインプロジェクト(令和3-7年度)

新型コロナ感染症収束後の農畜水産業の再興支援に向けて、省力化・低コスト化に対応した栽培管理技術や新たな県オリジナル品種・商品を開発して、農畜水産物のブランド力強化や担い手の確保を図ります。
<期待される効果>
:ブランド展開を支える新品目の創出、サステイナブルな農業の実現

【新規】異常高温を乗り越える農業創出プロジェクト(令和7-9年度)

水稲、カキ、イチゴ、高冷地の野菜・果樹について、高温の影響を受け難い新品種の育成や、高温化でも生育や品質を安定化させる技術などを開発し、地球温暖化に適応した強い産地づくりを推進します。

<期待される効果>

:気候変動に適応した強い産地づくりを実現

農畜水産業のみどり戦略プロジェクト(令和5-9年度)

化学肥料や化学農薬、プラスチック資材等の生産活動に起因する環境負荷を低減した、環境調和型の生産技術を開発し、持続可能な農畜水産業を目指します。
<期待される効果>
:環境への負荷軽減と生産性を両立させた農畜水産業の実現

農畜水産業の革新的経営環境強化プロジェクト(令和6-10年度)

本県の特徴ある品目(トマト、カキ、飛騨牛、鮎等)について、AI、ゲノム解析等の先端技術を活用し、生産効率や収穫量・品質の飛躍的向上につながる技術・品種の開発を行い、農業生産の革新的な向上と競争力の強化を目指します。
<期待される効果>
:スマート農業の推進、生産性や収益性の高い産地づくり

重点研究課題

農業技術センター

段階的な交配親集団の改良と花性制御技術を活用したカキの新品種育成(​令和6-10年度)
「良食味」「多収量」「良着色・良日持ち」といった特性を持つ新品種、交配親に活用できる有望系統の作出及び新品種導入の際の苗木供給を円滑に進めるための挿し木繫殖技術を確立します。

コメのヒ素吸収抑制技術の開発(令和3-7年度)
効果が高く、コメの収量や品質が確保でき、既存の対策に比べて容易に実施できる対策を構築します。

作物の吸収特性と収支に基づく合理的なカリ施肥基準の設定(令和6-10年度)
主要園芸品目で、確保すべき土壌中の交換性カリ含量を明らかにするとともに、カリ吸収量や作物残渣、堆肥から圃場に還元供給されるカリ量なども踏まえた精密なカリ施肥基準を設定します。

岐阜県方式のトマト養液栽培で発生する根腐病および立枯病対策技術の確立(令和6-8年度)
トマト根腐病、立枯病の病原菌の侵入経路を明らかにするとともに有効な対策技術を確立します。

未利用・低利用資源を活用した発酵茶などのサステナブル商品の開発(令和5-9年度)
多様化する消費者ニーズに対応した和紅茶をはじめとした特色ある茶、茶葉の剪定残渣等の新規用途、米粉等の用途拡大のための商品を開発します。

中山間農業研究所

飛騨地域の水稲に適した新たな低コスト環境配慮型施肥体系の確立(令和6-10年度)
「飛騨コシヒカリ」において収量性、食味を確保しつつ、環境配慮型かつ低コストの施肥体系技術の開発を行います。

ホウレンソウ収穫機の改良による出荷調整作業の省力化技術の開発(令和7-11年度)
現状は収穫後に雇用者が行っている出荷調整作業(土、下葉等の除去)を、収穫と同時に行える収穫・調整機を開発します。

大玉トマト品種「麗月」の高品質生産技術の確立による産地競争力強化(令和3-7年度)
新品種「麗月」の適正な肥培管理方法を明らかとし、障害果の発生を抑制します。

畜産研究所

幹細胞由来因子を活用したウシ臨床繁殖学の展開ー繁殖効率向上と乳房炎に関する臨床研究ー(令和7-11年度)
抗炎症作用があるとされる幹細胞を使用した新たな治療法の開発を目指し、乳腺上皮細胞を用いたin vitroでの評価を実施します。

水産研究所

ダム上流域等冷水域漁場に対応した放流用アユ育苗の開発研究(令和7-11年度)
ダム上流域等冷水域漁場に対応した放流用アユ育苗の開発を目指します。

高温耐性に着目した気候変動に適応可能なイワナ新種苗の開発(令和7-11年度)
温暖化に適応可能なイワナ種苗の開発を目指します。

地域密着型研究課題

各試験研究機関で実施している地域密着型研究課題につきましては、課題一覧 [PDFファイル/1.08MB]をご覧ください。

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