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Q&A

発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)

Q1.歩けるようになりますか?
Q2.脱臼の治療はいつ終わりますか?
Q3.RB(リーメンビューゲル)装具を付けた場合、外来に通う頻度はどれくらいですか?
Q4.手術は必要ですか?
Q5.将来どんなことが起こりますか?
Q6.股関節脱臼は遺伝しますか?

大腿骨頭すべり症

Q1.後遺症は残りますか?
Q2.運動はいつからできますか?
Q3.絶対手術はしないといけないですか?
Q4.反対側もなるのですか?

ペルテス病

Q1.後遺症は残りますか?
Q2.運動はいつからできますか?
Q3.絶対手術はしないといけないですか?
Q4.装具治療の場合どれくらいの期間入院するのですか?
Q5.将来スポーツなどはできますか?
Q6.どれくらいで治りますか?

先天性内反足

Q1.普通に歩けるようになりますか、運動はできますか?
Q2.どうやって治療するのですか?
Q3.治療はいつごろ終わりますか?
Q4.治療がうまくいかなかった場合どのようになりますか?
Q5.Denis-Browne装具はいつまでつけるんですか?
Q6.次の子供に遺伝しますか?

外反扁平足

Q1.何に気を付けたらいいですか?
Q2.治療は必要ですか?
Q3.将来的にどうなりますか?
Q4.どういう靴を履けばいいの?

発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)

Q1.歩けるようになりますか?

A1.股関節は脱臼していても歩行は可能ですが、跛行(足を引きずる)や疼痛の原因となります。そのため股関節を整復し生涯にわたり自分の股関節で歩くのを目標に治療を行っております。

Q2.脱臼の治療はいつ終わりますか?

A2.股関節の成長が終了(15歳位)するまで経過観察が必要ですが、良好な場合は6歳位で終了しています。股関節の状態によってはその後も大人の整形外科で経過観察が必要となることもあります。

Q3.RB(リーメンビューゲル)装具を付けた場合、外来に通う頻度はどれくらいですか?

A3.当園ではRBは3ヶ月間装着しています。その間は月に2〜3回程度外来受診し、RBの調節をしながら経過観察を行っております。

Q4.手術は必要ですか?

A4.亜脱臼や臼蓋形成不全が残った場合は成人期に変形股関節症が発症し痛みが出ることがあります。就学前(5,6歳頃)の股関節の状態によっては将来の良好な股関節の発育を促すための手術を行っています。

Q5.将来どんなことが起こりますか?

A5.亜脱臼や臼蓋形成不全が残った場合には、成人期に変形性股関節症を発症する可能性があります。痛みが強い場合には人工股関節置換術を行わなければならないこともあります。そうならないために小児期の治療が重要です。

Q6.股関節脱臼は遺伝しますか?

A6.股関節脱臼に関する遺伝子は同定されておりません。しかし母親や祖母などに脱臼や人工股関節置換術の治療歴があることもあります。

大腿骨頭すべり症

Q1.後遺症は残りますか?

A1.すべりの程度がひどく変形が残った場合、将来的に変形性股関節症の発症が危惧されます。

Q2.運動はいつからできますか?

A2.大腿骨頭の骨端線が閉鎖すれば運動を開始できます。

Q3.絶対手術はしないといけないですか?

A3.大腿骨頭の骨端線が閉鎖するまでは不安定な状態なので手術が必要です。

Q4.反対側もなるのですか?

A4.大腿骨頭すべり症の15%程度は両側におこります。

ペルテス病

Q1.後遺症は残りますか?

A1.大きな骨頭変形なく治癒した場合には残りません。骨頭が変形して治癒した場合に、成人期に変形性股関節症を発症する場合があります。

Q2.運動はいつからできますか?

A2.骨頭壊死部の修復が完了したら可能です。

Q3.絶対手術はしないといけないですか?

A3.治療には保存的治療と手術的治療があり、お子様の状態に合った治療法を選択しております。しかし骨頭の変形がひどい場合や、10歳以上で発症の場合には手術をお勧めしております。

Q4.装具治療の場合どれくらいの期間入院するのですか?

A4.大腿骨頭がどういう状態で入院するかによりますが、概ね1〜2年程度入院しています。装具を外せる状態になれば退院できます。

Q5.将来スポーツなどはできますか?

A5.治療終了後は体育などは可能です。治癒時の骨頭の変形具合にもよりますがあまり激しい運動はお勧めしません。

Q6.どれくらいで治りますか?

A6.発症から治癒までは3〜4年位かかります。

先天性内反足

Q1.普通に歩けるようになりますか、運動はできますか?

A1.治療を行い、大きな変形が残らなければ普通に歩いたり運動できるようになります。

Q2.どうやって治療するのですか?

A2.週に1〜2回矯正ギプスを巻いて変形を矯正した後に、アキレス腱切腱を行います。その後はDenis-Browne装具を使用します。変形が残ったり、再発した場合には更に手術が必要になります。

Q3.治療はいつごろ終わりますか?

A3.足の成長が終わるまで必要です。治療中に変形が再発し、何度も手術が必要になることもあります。

Q4.治療がうまくいかなかった場合どのようになりますか?

A4.変形が残り、痛みが出たり、胼胝(たこ)ができたりすることがあります。

Q5.Denis-Browne装具はいつまでつけるんですか?

A5.歩行開始までは1日中、歩行開始後もできれば6歳位までは夜間に装着します。

Q6.次の子供に遺伝しますか?

A6.内反足に関する遺伝子は見つかっていません。しかし一卵性双生児では30%、きょうだいでは3%にみられます。

外反扁平足

Q1.何に気を付けたらいいですか?

A1.日常生活では特に気を付けることはありませんがジャングルジムの様な手足を使ってつま先立ちを促すような運動をすると良いでしょう。痛みが出てきたり、変形が強くなるようでしたら早めに受診してください。

Q2.治療は必要ですか?

A2.痛みが出たり、よく転んだり、変形が強くなるようでしたら治療が必要です。

Q3.将来的にどうなりますか?

A3.扁平足が残っても問題になることはあまりありませんが、痛みが出たりするようでしたら治療が必要です。

Q4.どういう靴を履けばいいの?

A4.バスケットボールシューズのように踵をしっかりと包み込み土踏まずも支える靴が良いです。

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