ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 分類でさがす > 県政情報 > 知事 > 知事記者会見 > 知事記者会見(平成27年1月20日)

本文

知事記者会見(平成27年1月20日)

記事ID:0012601 2015年9月11日更新 広報課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

平成27年1月20日(火曜日)午後3時00分

広報課長 それでは、ただいまより知事定例記者会見をはじめさせていただきます。
本日は、発表項目の1つ目といたしまして、ラグビー「トップリーグオールスター『FORALLチャリティーマッチ2015』in岐阜supportedbyバローグループ」に関する共同記者会見をさせていただきます。
出席者のご紹介をさせていただきます。まず、(株)バロー代表取締役社長の田代正美(たしろまさみ)様、(公財)日本ラグビーフットボール協会ジャパンラグビートップリーグ事業部長の南隆雄(みなみたかお)様、ラグビーワールドカップ2019日本代表戦略室長であり今回の「FORALLチャリティーマッチ2015」大会PRアンバサダーの薫田真広(くんだまさひろ)様、岐阜県ラグビーフットボール協会会長の藤井孝男(ふじいたかお)様です。どうぞよろしくお願いいたします。
スケジュールですが、まず知事からご挨拶をさせていただき、続いて南事業部長から大会概要の説明、その後に、出席者の皆様に一言ずつご挨拶をいただいて、最後に記者の皆様から質疑応答、写真撮影という形で進めさせていただきます。
それでは、まず知事からよろしくお願いいたします。
知事 「トップリーグオールスター『FORALLチャリティーマッチ2015』in岐阜supportedbyバローグループ」ということで、田代様、南様、薫田様、藤井様のご四方(よんかた)にお運びいただきまして誠にありがとうございます。岐阜県でこういったチャリティーマッチをやっていただけるということを大変うれしく思っております。
今年度から岐阜県では、スポーツコミッション担当部局を設置いたしまして、国際レベル・全国レベルのスポーツ大会の誘致と、事前合宿等の誘致等々を積極的に取り組んでいるところでございます。
このラグビーのワールドカップは、オリンピックあるいはサッカーワールドカップに次ぐ世界の3大スポーツイベントということで数えられております。テレビ放映は約200ヵ国・39億人に視聴されているということでございます。
今年3月には試合の開催地が決定する訳でございますし、秋には「ラグビーワールドカップ2015イングランド大会」が開催されるということで、今年はラグビーが大いに盛り上がる年になるのではないかというふうに期待している訳でございます。
そういう中で、岐阜県も合宿候補地に名乗りを挙げていきたいという思いで状況を眺めているところでございます。
県内では、朝日大学が着実に力をつけてきておりますし、トヨタ自動車の小澤選手、NTTコミュニケーションズの石神選手など、県にゆかりの選手が全国レベルで活躍しておられるということでございます。
今回のトップリーグオールスターは3月8日(日曜日)に開催ということでございますが、こちらにおられるアンバサダーの薫田さんが各務原市ご出身というふうに伺っておりますけれども、そのご縁も預かってのことではないかと伺っております。改めて感謝申し上げる次第でございます。
このチャリティーマッチは、野球やサッカーと同様に、国内リーグに所属するトップレベルの選手が一流のプレーを披露するということで、ワールドカップイングランド大会の日本代表候補も出場が見込まれております。いわば日本最高峰の試合を間近で見られるまたとない機会でございます。
また、売り上げの一部は県にご寄付いただけるということでございますので、色々大切に活用させていただきたいと思っております。また競技場外でも、さまざまなイベント企画がございますので、できる限り多くの方々にこの機会に(競技場まで)お運びいただければというふうに思っている次第でございます。
改めてご四方(よんかた)に心からお礼申し上げる次第でございます。ありがとうございます。
広報課長

続きまして、日本ラグビー協会の南事業部長からご説明をお願いします。

南事業部長 改めまして、ジャパンラグビートップリーグの南でございます。本日は大変貴重なお時間をありがとうございます。また多数お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
トップリーグオールスターは、トップリーグの選手たちが自ら発案し、開催されております。そういった中、大会収益金につきましては慈善事業始め、昨今では東北地方の復興支援活動のために役立てさせていただいております。
今回は、岐阜県および岐阜県協会のご協力のもと、本日ご出席いただいておりますバローグループ様に特別協賛という形でご支援いただきまして2年ぶり6回目の開催を決定いたしました。この場をお借りいたしまして、開催決定にあたりご尽力いただきました皆様に改めてお礼申し上げます。
今回のオールスターをきっかけに、是非とも岐阜県の皆様にラグビーというスポーツに親しんでいただき、「ONEFORALL.ALLFORONE」といったようにラグビーを象徴する精神を伝えていけたらと考えております。
それでは私より、「トップリーグオールスター『FORALLチャリティーマッチ2015』in岐阜supportedbyバローグループ」の開催概要について、ご説明させていただきます。
皆様のお手元の資料に沿ってご説明申し上げます。
まず、開催日でございますが、岐阜メモリアルセンター長良川競技場にて、3月8日(日曜日)13時より開催いたします。
主催は公益財団法人日本ラグビーフットボール協会、ジャパンラグビートップリーグ、また主管は関西ラグビーフットボール協会、岐阜県ラグビーフットボール協会となります。
岐阜県始め、ご覧の皆様には、後援として大会をサポートしていただきます。
大会の特別協賛には、バローグループ様に絶大なご支援をいただくことになっております。
その他、大会を支えていただきます、チャリティーメンバーズの皆様につきましても、お手元の資料をご確認いただければと思います。
オールスター戦のチームの編成につきましては、3月上旬を予定しております。選手決定並びにチーム名、チームの分け方等を発表する予定でございます。併せてジャージも発表する予定でございます。
なお、選手の選出方法でございますが、トップリーグ所属選手全員が投票を行い、選手を決定します。また、監督につきましては、トップリーグ事業部で推薦、あるいはチームと調整して決定してまいります。
試合方式でございますが、前後半40分間の試合を行い、同点の場合は両者勝者ということにさせていただきます。
続きまして試合のチケットでございますが、1月31日(土曜日)より、チケットぴあなどのプレイガイドで発売を開始いたします。席種につきましては全席自由席、高校生以下の方は無料ということで開催いたします。
また、当日は試合が13時からでございますが、午前中から是非とも皆さんに1日中楽しんでいただきたいということもございまして、色々なイベントを今後検討し決定していきます。特にトップリーグオールスターで恒例となっておりますチャリティーオークションやチャリティーガレージセールなども実施してまいります。その他の追加イベントも決定次第発表してまいります。
大会の収益金でございますが、今大会につきましても「東北地方の復興支援に」寄付ということを考えていますが、加えて岐阜県にも是非とも寄付を検討させていただきます。
(寄付する)内容につきましては、今後調整のうえ決定させていただきます。
以上をもちまして、私から簡単ではございますが大会の概要説明とさせていただきます。
最後になりますけれども、横にみえます薫田様は、冒頭にございましたように、岐阜県出身でございまして、花園でも活躍され、その後も大学、社会人のトップリーグで活躍されました。トップリーグの東芝が3連覇をしたヘッドコーチでいらっしゃいます。まさしくアンバサダーに相応しい人物だと思っております。
今後まだ時間がございますので、色々なことでPR活動に参加いただきまして、是非とも3月8日を成功に導いていただきたいと思っております。
以上、私からの説明とさせていただきます。どうもありがとうございました。
広報課長 ありがとうございました。
続きまして、出席者の皆様から一言ずつお言葉をいただきたいと思います。初めに(株)バローの田代社長お願いします。
田代社長 ご苦労様です。バローの田代でございます。
「トップリーグオールスター『FORALLチャリティーマッチ2015』in岐阜supportedbyバローグループ」の特別協賛社としてこのたび応援をさせていただくことになりました。
弊社の社名の由来でもありますバローという言葉は英語の古語で「勇気ある者」を意味します。この言葉を社名としたのは、社会に貢献できる責任ある企業づくりのためや何事にも挑戦する勇気を持つということが大切だと信じるからです。
弊社はこれまでもサッカーなどのスポーツを応援してまいりましたが、この勇気という言葉が一番ふさわしいスポーツがラグビーだと思っております。ラグビーの持つスピリットであります「ONEFORALL.ALLFORONE」「一人は皆のために、皆は一人のために」という競技精神は弊社グループの企業理念に共通するところが多く、今回のオールスター戦開催を通じて国内トップクラスのプレーが観戦でき、また現役選手たちとの交流を図ることで、岐阜県内のラグビーがさらに盛り上がり、地域がさらに元気になってくれることを望んでいます。また2019年のラグビーワールドカップ日本開催に向けて是非とも地元岐阜県はもとより日本のラグビー界がさらに大きく成長し、日本を元気にするお手伝いができると考えております。
当日は是非会場に足を運んでいただき、ともにエキサイティングなプレーを観戦して一緒に盛り上がりたいというふうに思っております。以上です。
広報課長 ありがとうございました。続きまして大会PRアンバサダーの薫田様よろしくお願いいたします。
薫田アンバサダー このたび大会のアンバサダーをさせていただく薫田と申します。今年の、日本ラグビー協会は、大きく飛躍する年です。というのは、2019年のラグビーワールドカップ、2020年のオリンピックです。これに向けて大きなハードルを越えていかなければいけない。1つ目のハードルというのは15年イングランド大会、日本で初めての予選突破ということです。2つ目が来年度リオのオリンピックの出場権を獲得するということです。この2つを必ず成功させるというのが最大の目標なのですけれども、その両大会のメイン、中心選手が今回3月にオールスターゲームに参加するということになっております。
岐阜県の特に少年少女、子どもたちに、直接そういった日本最高峰のプレーを観戦していただき、必ず岐阜県のレベルアップにつながるというふうに考えておりますし、また、色々なイベントをこれからも企画されると思います。そういったイベント、そして選手と直接触れ合うことによって、年齢・性別関係なく、ラグビーに興味を持っていただけるのではないかというふうに考えております。私もそうなのですけれども、ラグビーというのは子どもを必ず成長させます。そして、リーダーを発掘・育成します。また、大人をいつでも子どもの、幼少の頃といいますか、そういった時代に戻す生涯スポーツだというふうに感じております。そういう意味ではこの素晴らしいスポーツを直接肌で感じていただき、先ほど田代社長もお話されましたけれども、我々は2019年、2020年に向けて、必ずラグビーはどんどん発展していきます。そういった意味では日本を元気にする、そういったスポーツでありますし、そういったものを岐阜県の県民の方々に実際に身近に触れ合っていただきたい、そういった機会であればと思っています。今後、我々も努力してまいりますが、将来的にはこの大会の成功と言いますか、先ほどリーダーという話をさせていただきましたが、岐阜県から日本のリーダーが1人でも将来的に生まれれば、この大会の成功ではないかというふうに考えております。この大会の成功というのは、これを私の方で言っていいのか分からないですけれど、観客動員も含めて1万人、これを何とか達成したいと、そういう意味では、非常に大役というふうに考えておりますし、是非とも、この目標をクリアするために、皆様方、多方面に渡ってのPRをよろしくお願いいたしたいと思います。最後になりますが、この大会、古田岐阜県知事を始め関係者の皆様、そしてバローの田代社長、そしてVドラッグの山口社長、バローグループの皆さんに大変感謝を申し上げます。以上です。
広報課長 ありがとうございました。最後に岐阜県ラグビーフットボール協会会長の藤井様、お願いします。
藤井会長 まずもって、御礼を申し上げたいと思います。このたび、『トップリーグオールスター「FORALLチャリティーマッチ2015」in岐阜supportedbyバローグループ』、日本ラグビーフットボール協会、また、ジャパンラグビートップリーグ、さらにはお隣にいらっしゃる田代社長をはじめとするバローグループのお力添えによって開催が決定しましたことをラグビーフットボールの県の会長として、心から御礼申し上げたいと思います。同時に、先ほど古田知事からご挨拶いただきましたが、その中でも、県のほうも今年度からスポーツコミッション担当部署を設置していただき、3月8日(日曜日)に開かれるこうした全国レベルのスポーツ大会の誘致、さらには2019年に向けての事前合宿等々の誘致、様々なことで県のご協力を得られるということで、本当に心から、古田知事にも感謝を申し上げたいと思っております。いずれにいたしましても岐阜県では、昨年12月に行われました全国高校ラグビーフットボール大会、残念ながら、関商工高校、熱戦を繰り広げましたが1回戦で勝ち抜くことができませんでした。しかしながら、朝日大学が昨年以上にまたレベルアップをし、全国大学選手権にも出場し、かなり健闘しているという明るいニュースもありますし、全国クラブ選手権におきましても、「清流ラガーズ」が3年連続出場していると、こういうこともございます。まだまだ地道でありますけれども、厳しい練習、こうした皆様方のサポートによって、岐阜県のラグビーも少しずつレベルアップ、そして、また、新しい次の時代を担うラガーを育てていきたいと思っております。どうぞ今回の3月8日(日曜日)のチャリティーマッチ、是非成功させて、次につなげていきたいと思いますので、ぜひとも多くの県民の皆様方、ラグビー愛好者の皆様に競技場まで足を運んでいただければと思っております。何卒よろしくお願いいたしたいと思います。ありがとうございました。
広報課長 それでは、これより、今回の大会の開催に関しまして質疑応答に移らせていただきます。
記者 古田知事にお伺いしたいのですが、先ほどワールドカップの合宿候補地に名乗り上げていきたいということでしたが、誘致を進めるにあたって、今回の大会を開く意義と今後の効果をどういうふうにお考えかということと、もう一つ、2019年に向かって県内のラグビー競技の振興をどのように進めていくというふうにお考えか、この二つをお願いします。
知事 ご案内のように、「清流の国ぎふ2020プロジェクト」ということで、その一つの柱としてスポーツ振興をやっております。2020(年)はご案内の東京オリンピック・パラリンピックでありますが、ちょうどその前年に、ラグビーのワールドカップがあるということで、スポーツを通じて地域の活性化を図るということ、それから、アスリート、特に若い人たちを育てていくということで、県も大いにスポーツ振興を図っていこうと、こういう流れを今、作りつつある中で、そういう中で、まだまだラグビーというものに対するなじみが岐阜県全体としては薄い面もありますので、こうしたトップ選手の最高峰の戦いを岐阜という場でやっていただくことを通じて、ラグビーに対する関心、盛り上がりを大いに期待をし、またその勢いで、県内のチームがさらに力をつけて、2019年に向かっていくと、こうことを期待している訳であります。それから、岐阜県には飛騨市に数河(すごう)高原というのがありまして、ここには、既に日本中の方々もラグビー合宿を随分やっておられますけれども、ラグビー合宿を既に活用されています施設がございますし、郡上市の高鷲にもこのほど、2019年を睨んで合宿可能な体制を作りつつあるということでありますし、また、岐阜の長良川競技場とその周辺といった辺りも合宿にお使いいただくことも十分ありうる訳でありまして、従って、試合開催地がまず決まることが先でありますので、それが決まった後、今日おいでの皆様方とご相談をしながら、積極的に名乗りを上げていきたいと、こういう思いであります。
広報課長 それではここで写真撮影に移らせていただきます。
<写真撮影>
広報課長 以上をもちまして、ラグビーのトップリーグオールスター開催にかかる記者会見を終了させていただきます。
<田代社長、南事業部長、薫田アンバサダー、藤井会長退席>
知事 時間もちょっと迫っておりますので、簡潔に申し上げせていただきます。2点。一つは、機能性成分米の需要開拓ということで、この(会場の)後ろにございますけれども、岐阜県ではハツシモとコシヒカリという銘柄で米づくりをしている訳でありますが、新たに、さらに付加価値をもった機能性成分米に着目をして、色々努力をしております。来月の20日に、この「機能性成分米ビジネスモデル検討会」という検討会を開催いたしますので、今回それをお知らせするということでございます。既にこれまで栽培実証ということで、LGCソフトという銘柄の機能性成分米を可児市と養老町の2箇所の試験栽培ほ場で、昨年9月に収穫をいたしております。市販の米と同等の味でありながら、体に吸収されやすいタンパク質の一つであるグルテリンが、市販の米よりも約4割少ないということで、腎機能低下とか、米を含めた食事制限が必要な人向けとして注目されているということでございます。全国に慢性腎臓病患者が1330万人いるというふうに言われておりますけれども、こういった方々にとっては、ニーズの高いお米ではないかということであります。もう一つは、販路開拓ということで、県内690の福祉・医療施設にアンケートをとりましたらその(回答のあった)4割の97施設で使用したいと、こういうことでございました。今回の検討会では試食をしながら、そしてまた試験栽培に協力いただいた農業者と、利用の意向のある施設との間でのビジネスミーティングもやりたいというふうに思っております。今後、こうしたことを通じて、積極的に、栽培面積の拡大と、それから、利用施設の拡大を進めていきたいと思っております。今日は可児市で収穫しましたLGCソフトと、それから市販のハツシモを比べて試食いただこうということで(会場の)後ろにあります。会見終了後に味わっていただければと思います。私も今日、昼ごはんで両方食べてきましたけれども、特に大きな違いはないと思いますけれども、どちらかというとこのLGCソフトのほうがねばりがあって、食べごたえがあるというか、そんな感じでありますけれどもぜひ皆さんも舌で味わって、感想を聞かせていただければと思います。
それからもう一つは「清流の国・森の恵み大賞」ということで、昨年作品募集をスタートいたしましたけれども、313作品が全国各地から応募がありまして、いわゆる品質の高い家具などの木工品と、枝葉とか木の実とか、森の恵みを活用したアイディア商品、製品といいますか、2部門に分けて募集いたしましたけれども、今回、日比野克彦さん、竹下景子さん、東京おもちゃ美術館長の多田千尋さん、岐阜県美術館長の古川さんに審査をしていただきまして、大賞は愛知県の(株)中京スポーツ施設という会社の「桧皮(ひわだ)クレイ舗装」に決まりました。これ実は東濃ヒノキの樹皮、木の皮ですね、皮と土を混合して校庭などに撒くことによってぬかるみの改善とか、雑草の生長の抑制ができるという、まさに木材だけではなしに、木の皮までも森の恵みとして活かしきるという強いメッセージを発信しておられるということで大賞となったという訳でございます。このほかにも資料にありますように木工品部門、森の恵み部門でそれぞれ4点ずつ素晴らしい製品があります。2月に表彰式、3月には銀座三越で作品展示会を行うということで準備をいたしております。そしてこれらを通じて秋の第39回全国育樹祭での展示に繋げていきたい、こういうことでございます。大賞の製品については、「木の皮をグランドに撒くという発想が今までなかったんではないか」とか、それから「育樹祭の展示会場に撒いて、皆さんに感じてもらったらどうだろうか」とか、「岐阜県の森の恵みについての理解の深さといいますか、そういったことも感じられるんではないか」とか、「非常に斬新なアイディアで将来性があるんではないか」とか、それから「この森の恵みを学校のグラウンドに撒いて、そこで子ども達が育っていくということで、まさに恵みを体感してもらうということでいいんではないか」とか、各審査員の方々が、ある意味では意表を突かれたというか、皮を使うというその面白さがございますので、ぜひ後で見ていただければと思います。大変すばらしい作品を頂くことができたということでございます。私のほうからは以上です。
記者 御嶽山の噴火の関係なんですが、警戒範囲が3キロになったんですが、その辺りの受け止めと、地元の対策、地元の振興に向けての対応について、その考えを。
知事 今回は長野県内のスキー場で、営業再開の目途が立ったというのが、一番具体的な変化でありますが、そういった意味で、岐阜県側に同様のことはありませんので、実質的にこれによって何かが急に変わるというのはございませんが、御嶽山周辺一帯の観光振興といった観点からすれば、4キロが3キロに縮まったということで、状況が改善されてきておるということの証しになる訳なので、いわゆる風評被害の懸念の払拭には、大変私どもとしては、そういった意味ではありがたいなというふうに思っております。
記者 先日の民主の代表選で岡田さんが新代表に決まりまして、地方に影響が出るということもあるかと思いますが、それについてご所感を。
知事 個人的にはあの岡田新代表とは机を並べてかつて仕事をしておりましたので、1981年から82年にかけてですか、丁度あのイランのホメイニ革命の後の第二次オイルショック、その後の逆オイルショックといいますか、その辺の石油行政を一緒にやっておりましたので、大変そういう意味では近しいものを感じております。彼が大変若くして官界を去って政治の道に歩まれて、以来ずっと当選を続けておられて、着実に政治家としても大きくなってきておられるということで、今回2度目になりますけれども、民主党の代表ということで、彼の言葉を借りれば、原点に立ち返って党の抜本的回復をするんだということと、党の一体性といいますか、これをしっかり保ちながら、堂々と安倍総理と政策論議をやっていくんだと。こういうことで、彼の真っ直ぐな、しかも政策をきっちりやっていこうと、そういう姿勢は昔と変わらないなと。ずっと注目しておる訳でありますけれども。今回そういう意味で新代表がどういうふうに党の改革に臨まれるかということと、それから政策的にどういうふうに対立軸といいますか、与党に対して、野党としてどのような対立軸といいますか、考え方を整理していかれるのか、特に私どもで言えば地方創生という、今政府与党が一体となって取り組んでいる大きな課題に対して、民主党としてどう取り組まれるのか、どういうご提案をされるのか。こういったところを十分注目して見ていきたいなというふうに思っております。いずれにせよ、非常に政策に明るい方ですから、じっくり注視していきたいと思っております。
記者 本日、リニアの本部員会議があったと思うんですが、どんなことが主に議題にあがったのかということと、方向性として新しいものが何か決まったことがあればお教え願えますか。
知事 今回は3回目ということになるんですけれど、工事実施計画の認可も終わって、いよいよ具体的な行動に移っていく中で、県庁一丸となって取り組んでいく上で、関係する部局がさらに広がるんではないかということで、観光交流推進局長、危機管理部長、教育長、こういったところもリニア新幹線に関連して関わってもらったほうがいいということでメンバーに加えたことと、それから、名前が総合企画部長から清流の国推進部長になりましたので、その名称変更も含めたということで、4人の広い意味で新しいメンバーを加えたということでいよいよ具体的な作業が始まるので改めて体制を確認して、現在どんな流れでやっているかという概況の説明をもう1回、認識を共通したということで、何か新しいことを決めた訳ではありません。今後のことで言えば、副知事をヘッドにしていた「岐阜県リニア中央新幹線活用戦略研究会」がありました。リニア活用戦略を作りましたが。あれを格上げして、知事・首長を中心とする研究会としましたので、そのもとで基盤整備と観光振興・地域振興、それから産業振興ですか、それぞれの部会を持っておりますので、部会中心に、年度内に新しい活用戦略の深化をするということで作業をスタートして、また節目節目で上のレベルの研究会に上げていこうと、ざっとそんな流れを確認し合ったということで、新しいことを決めたということはありません。
<外部リンク>