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太刀[たち]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 関市貴船町 |
所有者 | 貴船神社 |
指定年月日 | 昭和52年3月11日 |
- 法量:長さ78.3cm:反り2.7cm:先幅1.6cm:中心[なかご]長さ22.0cm
- 銘:文守と一字判読
- 形量:鎬造[しのぎづくり]、鎬筋普通、腰反り、深く美しい太刀姿
- 鍛:板目に杢目[もくめ]交り澄肌入る
- 刃紋:丁字乱[ちょうじみだ]れの細直刃[すぐは]調
- 帽子:小切先の焼詰め帽子で少し返る
- 中心[なかご]:鎚目地、穴二個、少し磨上[すりあ]げ
- 刀身彫:刀身鎬地に八龍寄進、兼見
この太刀を見て第一に気づくのは、美しい太刀姿である。腰反り気味にはばき元より先まで湾[たれ]曲に流れる品の良い美しさは見事である。鎌倉時代中期の作である。