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本文

梵鐘[ぼんしょう]天文15年銘 1口

分類 重要文化財
指定別
所在地 高山市丹生川町下保
所有者 千光寺
指定年月日 昭和35年3月30日

 天文15年(1546)に大和守三木直頼が千光寺に寄進したもので、鋳造したのは、能登国中井の川崎次郎右衛門吉久である。(銘文)

 総高128.0cm、竜頭高さ26.5cm、笠形高さ17.0cm、鐘身高さ84.5cm、撞座高23.0cm、口径75.0cm、口の厚さ9.5cm。

 竜頭の蒲牢(ほろう)の顔は、左右ほぼ対照的で形式化したものになっている。鐘身は、肩のところが円く、豊満な形である。乳は、乳の間1区に4段4列ずつ、4区に64個ついている。

 また、駒野爪は文字どおり馬の蹄の形をしていて、これまた鎌倉時代以降の梵鐘の例に従うものである。

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