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管内の概況

地理的条件等

当管内は岐阜県の南部に位置し、濃尾平野北部の長良川、木曽川、根尾川の流域にあります。管内の市町は、県都である中核市の岐阜市をはじめとし羽島市、各務原市、山県市、瑞穂市、本巣市と羽島郡2町の岐南町、笠松町、本巣郡1町の北方町、あわせて6市3町になります。
管内の面積は993.28km2で県全体の約9.4%ですが、人口は783,162人で県全体の約40.5%を占めています。(令和5年4月)
当地域には、東海道本線、高山本線をはじめ、岐阜羽島駅を持つ東海道新幹線、名鉄名古屋本線等の鉄道網や、名神高速道路、東海北陸自動車道、主要国・県道等の基幹道路網が整備されています。さらに、東海環状自動車道西回り線の工事が進むことにより、当地域の経済は大きく発展するものと期待されています。
管内産業の総生産額は3兆84億円(令和2年度市町村民経済計算)で県総生産額の39.3%を占めています。生産構造別では第3次産業が約74.7%とウェイトが高く、県平均の63.7%を上回っています。一方、第1次産業は0.3%で県平均の0.8%より下回っている状況です。また、第2次産業は24.7%で県平均の35.3%に比べると低くなっています。

農業・農村の状況

管内の農家戸数は11,614戸(2020年農林業センサス)で、うち販売農家4,811戸(構成比41.4%)、自給的農家6,803戸(同58.6%)となっており、県内各地域と同様に自給的農家が多い状況です。
耕地面積は11,806ha(令和4年作物統計調査)で、耕地率は11.9%です。内訳は、田8,149ha(構成比69%)、畑3,659ha(同31%)で、田の割合が高くなっています。1戸当たりの平均耕地面積は約101.7aで、県平均の約112.8aよりは少ない状況です。
農作物別栽培面積は、地域全体で水稲が多く、美濃平坦部の気候風土に適した品種として「ハツシモ岐阜SL」を中心に生産が行われています。
当地域園芸産地の特長は、野菜を中心とする都市近郊農業を形成している点です。都市近郊の地の利を活かした新鮮な野菜を供給する役割を果たしています。特に、えだまめ、にんじん、だいこん、ほうれんそう、いちご等は県下有数の産地にもなっています。
また、花きはミニバラ、セントポーリア等の鉢花を中心に県内花き産出額の40.2%を占める主産地になっており、大規模生産者の多くが省力化のための施設を導入しています。本県特有の富有柿も、主に岐阜市北部、瑞穂市、本巣市南部において盛んに生産されています。
畜産は、都市近郊で様々な制約があるなか、酪農・肉用牛・養豚・養鶏等の専業的経営がなされており、近年大規模化が進んでいます。
しかし、農業生産は、高齢化の進行、価格の低迷等により作付面積と共に漸減の傾向にあります。
管内の農業基盤に関して、基幹的な役割を果たしている農業用水路(10路線L=130.2km)は、主に昭和10から40年代に築造されており、老朽化が進んでいます。現在、各務用水路で改修を進めているところです。
ほ場整備は、整備率が55.6%で県平均の65.8%をやや下回っていますが、現在、管内2ヶ所において農業生産性向上を目指した大区画ほ場整備(再ほ場整備)を実施中です。

森林・林業の状況

管内の森林は、主に岐阜市等の都市部の北部に位置しており、その森林面積は58,732ha(平成30年度版岐阜県森林・林業統計書)で森林率は59.1%になります。国有林が5,731haで、民有林は53,000haです。うち民有林の人工林面積は23,128haで人工林率は約43.6%になります。県平均が約45.2%なので、ほぼ同じになります。主な林業地域は、山県市、本巣市で、樹種はスギ及びヒノキが大半を占めています。
キノコ類の生産はシイタケが多く、管内の生シイタケの生産量は412トンで県全体の約15%となっています。(平成30年度版岐阜県森林・林業統計書)
管内の木材製材業に関しましては、その事業者数が113人(平成30年度版岐阜県森林・林業統計書)と多く、県全体の約20.4%を占めおり、その大半が岐阜市に集中しています。また、各務原市須衛町には県内初の木材団地もあります。
保安林に関しましては、民有林内に指定されている保安林が24,465haで保安林率が46.2%になります。このうち、土砂流出防備保安林が11,449haで、水源かん養保安林は9,969haになり、あわせて87.5%を占めております。(平成30年度版岐阜県森林・林業統計書)

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