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ため池の生き物調査と外来種駆除調査

可児市 上池(かみいけ)にて生きものにぎわうため池再生事業
(ため池の生き物調査と外来種駆除調査)を実施しました

 農業用ため池は、農業用の水を貯めておく役割だけではなく、魚や貝、昆虫等の多くの生きものが生息する里地の一部を形成していますが、近年は様々な要因によりその環境は崩れつつあります。
 このような現状において岐阜県では、 “緑豊かな「清流の国ぎふ」づくり” における施策の一環として “豊かな森づくり・清らかな川づくり” を推進するため、里地における生態系の保全を図ることを目的として、 “生きものにぎわうため池再生事業” を実施し、里地の生態系の保全を図るモデル的な取組みを推進しています。

 今年度は可児市久々利地内の上池にて、令和2年10月15日(木曜日)に「ため池の生き物調査と外来種駆除調査」を、岐阜県、可児市役所、工事施工業者等合計17名の協力を得て実施しました。 

○実施結果

個体数 備考
ハゼ科 ヨシノボリ属の一種 550  
アカガエル科 ウシガエル 42

特定外来生物

重点対策外来種(幼生)

テナガエビ科 スジエビ 2,077  
アメリカザリガニ科 アメリカザリガニ 387 緊急対策外来種
トンボ科 コシアキトンボ 2  
マツモムシ科 マツモムシ 2  
ゲンゴロウ科 ハイイロゲンゴロウ 3

 

 魚類は1種、魚類以外の生物は6種が確認され、そのうち外来種は、ウシガエル(幼生)(特定外来生物)とアメリカザリガニの2種でした。なお、本ため池外来種駆除活動で希少種は確認されませんでした。
 なお、捕獲された外来種については生態系の保全を図るために駆除を、外来種以外の生きものについては、近接する農業用ため池に放流を行いました。

○実施状況(写真)
 【捕獲・運搬作業】

捕獲運搬作業の様子1捕獲運搬作業の様子2

 

 

 

 

 

 

 

 【捕獲外来種】

アメリカザリガニウシガエル(オタマジャクシ)

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