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性的指向と性自認について学ぶセミナーを開催しました

「性的指向と性自認」について学ぶセミナーを開催しました(2月21日)

2月21日(水曜日)に、県図書館多目的ホールにて、「性的指向と性自認(LGBTs)について学ぶセミナー」を県図書館との共催で開催しました。県内の学校の先生、市町村職員や、人権擁護委員、福祉関係の方など211名の参加がありました。

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主催者挨拶

主催者を代表し、鍋島図書館長より、これからの図書館は来館者に本を貸すだけでなく、社会教育の施設として人権教育の場でなければならない、と挨拶がありました。

続いて、第1部は、NPO法人ASTA(アスタ)の共同代表理事である久保勝氏より、「基礎知識講演」として、「性的指向と性自認」について説明をいただきました。

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基礎知識講演
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ライフヒストリー講演

第二部は、「ライフヒストリー講演とトークセッション」とし、当事者2名(トランスジェンダーの方とバイセクシュアルの方)に15分ずつ講演いただき、それを受けて、当事者1名と当事者の親さん3名の計7名でトークセッションをおこないました。親さんからは受け入れることに葛藤があったことや、長い年月がかかったこともお話しいただき、当事者の気持ち、家族の気持ち、周囲の気持ちなどさまざまな立場で考えさせられる第二部となりました。

最後の第三部「パネルディスカッション」では、参加者の皆さんに事前質問用紙に記入していただいた質問項目のなかから、ASTAの7名のみなさんにパネラーとしていくつか質問を回答していただきました。学校での当事者かもしれない生徒の対応についても、当事者の方や親さんからのご意見をいただいたり、行政からの質問では、公的施設のトイレのあるべき姿について、パネラーのみなさんからご意見をいただきました。

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パネルディスカッション
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関連図書展示

基礎知識講演のなかで「LGBTの人はいないのではない、見えていないだけ」という言葉が大変印象に残りました。これはLGBTに限らず、あらゆる人権課題についても言えるのではないかと思います。また、パネルディスカッションでの「多様性の尊重を訴える人が他者の意見を排除してはいけない」という回答も人権問題を解決していく上で必要なことではないかと感じました。

参加者のみなさんも、今日のセミナーを職場や家庭で活かしていただけることと思います。

県図書館では、今回のセミナーにあわせ、閲覧室入口に「関連図書展示」コーナーを設けております。是非本を手に取っていただき、お借りいただければ、と思います。

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ホール前啓発展示
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楽書交流サロン啓発展示

当日は、人権啓発パネル展示として、多目的ホール前で「ちょっといい話」パネル展示と、人権啓発資料コーナーを設置しました。
また、図書館入口の「楽書交流サロン」では、3月末まで「ちょっといい話パネル」と「人権作文コンテスト優秀作品パネル」、人権啓発ポスターの展示をしております。県図書館にお立ち寄りの際は、どうぞご覧ください。

参考

NPO法人ASTAホームページ<外部リンク>

<外部リンク>