本文
出前授業が始まりました(出前授業報告4月)
今年度も発掘調査で出土した土器や石器などを当センター職員が教室に持ち込み、実際に「見て・触れて・直接感じる」出前授業が始まりました。4月は小学校6年生の社会科で歴史の学習が始まることもあり、縄文時代や弥生時代の遺物を手に、たくさんの小学校に出向きました。
授業の様子
遺物の観察
出前授業では、本物の遺物を観察して、古い順に土器を並べたり、石器の用途を考えたりする活動をしています。手触りや色の違い、重さの比較など子どもたちは思い思いの方法で観察します。
縄文土器と弥生土器の観察(可児市立今渡南小学校)
石器の観察(輪之内町立福束小学校)
遺跡や遺物の紹介
学校の近くの遺跡や、その遺跡から出土した遺物について紹介しています。完形の土器を実際に触ったり持ち上げたりしてもらい、本物の遺物の重さや手触りを感じてもらいます。
縄文土器を持ち上げて重さを実感する(高山市立三枝小学校)
石包丁を触って、観察する(七宗町立上麻生小学校)
5月には歴史の授業も進むため、古墳時代から古代にかけての内容で出前授業の依頼を受けています。出前授業を受講した皆さんに、本物の遺物を「見て・触れて・直接感じる」すばらしさを味わってもらいたいと考えています。