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大屋敷遺跡の整理等作業が終了しました

大屋敷遺跡の整理等作業が終了しました(大屋敷遺跡整理等作業)

大屋敷遺跡は、美濃市大字大矢田に所在する遺跡です。今年の5月に発掘調査を実施し、その後出土した遺物などの整理等作業を行いました。
土坑から出土した縄文土器は、縄文時代前期から中期のものと考えられます。大屋敷遺跡の周辺では縄文時代の遺構や遺物が多数確認されており(下地図参照)、縄文時代の前半において遺跡の周辺が断続的に土地利用されていたことが想定されます。

出土した縄文土器と石錘
出土した縄文土器(右下は漁に使用した石のおもり(石錘))

大屋敷遺跡は「大屋敷」という地名をもつ地域に広がっています。大屋敷遺跡の東側には、同じ「屋敷」という名がつく中屋敷遺跡が所在し、中世の居住域に関連する溝などの遺構が見つかっています。一方、今回の大屋敷遺跡での発掘調査では、居住域に関連する遺構は見つかりませんでした。これは、今回の発掘区が字「大屋敷」の南側にある「桧本(ひのきもと)」に含まれていたため、居住域から外れていたと考えることができます。

遺跡の周辺で縄文時代の遺構や遺物が見つかった遺跡
大屋敷遺跡の周辺で縄文時代の遺構や遺物が見つかった遺跡

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