ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 分類でさがす > 教育・文化・スポーツ・青少年 > 文化・芸術 > 文化財 > 旧宮川家住宅附生活用具[きゅうみやがわけじゅうたくつけたりせいかつようぐ]

本文

旧宮川家住宅附生活用具[きゅうみやがわけじゅうたくつけたりせいかつようぐ]

分類 重要有形民俗文化財
指定別
所在地 羽島郡岐南町平成
所有者 岐南町
指定年月日 昭和55年3月25日

旧宮川家住宅附生活用具

 旧宮川家住宅は、明治24年(1891)の濃尾地震後の明治25年に岐南町徳田に建てられた。桁行17.770m、梁間8.550m、周囲に一間の瓦葺き庇を設け、中央部を寄棟造りの茅葺屋根としている。平面は8畳間4室を整形に配列した田の字型である。濃尾平野から三河地方にかけてみられる一般的な農家の標準型で、「四八畳」または「田の字型」などと呼ばれる。表の8畳間には、仏壇、トコを設け、奥の8畳間裏には茶室が設けられている。土間にはかまど、わら打ち石なども残されている。表側入り口脇には無双窓があって、以前には、はた織り機が置かれていたようである。また、背面出入り口脇にも無双窓がある。ここに昔は流しがあったというが現在はない。戦後、生活様式の急激な変化に伴って、古い民家も失われていき、この付近でも古い家は数えるほどしか残されていない。この家は、後世の改造も比較的少なく、外部の井戸などとともに保存することによって、明治中頃の生活様式を知ることができる貴重な遺構である。

<外部リンク>