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戸隠神社社叢

戸隠神社社叢[とがくしじんじゃ・しゃそう]

分類 天然記念物
指定別
所在地 郡上市和良町宮地
郡上市和良町沢
所有者 戸隠神社
指定年月日 平成15年2月28日

togakushi

 戸隠神社および社叢は、山裾部に立地し、開発や地形変化の影響を全く受けない状態で推移してきている。鳥居の両翼に樹木が配置され、やや奥まって社殿が置かれ、それを取り囲みさらに奥に展開する社叢が、神域を構成している。山裾部に神社を配し農耕地に連続する構図は、里山地域一般に見られるものである。戸隠神社に所在する樹木のうち、特に樹齢が高く大径の個体を特定し指定木とした。その総数は52本であり、内訳は、スギ34本、ヒノキ14本、マキ1本、ツクバネガシ2本、サルスベリ1本である。樹木の成長は旺盛で全体に健全な状態にある。現存する個体については特に欠損などはない。また、保存状態も良く堂々たる社叢の風格をそなえている。この52本について樹齢で見ると、最高で約900年(スギ)から若い個体で150年ぐらいである。これは大切に大径木に育てながら、時に伐採して神社を維持し、その後持続的に更新させてきた社叢管理の歴史を物語る事実である。

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