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不破の関跡[ふわのせきあと]

■分類 史跡
■指定別
■所在地 不破郡関ヶ原町
■所有者 個人所有
■指定年月日 昭和45年4月7日
不破の関跡
 不破関跡は北側に標高1,337mの伊吹山、南側に養老山地、鈴鹿山脈がせまった関ケ原町に所在している。関ケ原町は東西日本を結ぶ交通の要所であり、現在でも国道21号、名神高速道路、JR東海道新幹線などの主要幹線が通っている。この関跡は伊勢国鈴鹿関、越前国愛発関とともに律令三関の一つであり、我国の古代交通の実態を明らかにするうえにおいて、欠くことのできない重要な遺跡である。
昭和48年(1973)から5か年にわたり、遺跡範囲確認調査が実施された。
その結果、関の外郭は版築による土塁がめぐっていることが確認された。その規模は、北面土塁の東西長460.5m、東面土塁の南北長432.1m、南面土塁の東西長約120mである。西側は藤古川によって画せられ、全体の形状は不整梯形をなす。東面土塁の東北隅からは、和同開珎を納めた土師器甕が出土した。その他検出された遺構としては、正庁跡と想定されたところから柱穴群がみられたほか、竪穴住居跡、望楼跡などがある。出土遺物は奈良時代の須恵器類・土師器類・瓦類・古銭などのほか、鉄滓・熔壁片・坩堝などの小鍛冶関係のものがみられた。