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七日祭[なぬかびまつり]

分類 重要無形民俗文化財
指定別
所在地 郡上市大和町牧妙見
技芸団体 七日祭保存会
指定年月日 昭和50年12月10日
昭和51年6月4日

七日祭

 毎年、8月7日に郡上市大和町の明建神社に奉納される神事である。祭の起源については、確証はないが、元禄6年(1693)村役人が奉行所へ出した祭礼執行の儀式書が残っている。現行のものは、ほとんど変わりがない。
神事は、供饌、神前の儀、神移の儀、撤饌と進んで神輿の渡御となる。渡御の行列は、先導(露払い)、宮司、子祢宜、祝、献幣使、弓取(2人)、神輿(担手4人)、拍子音頭取り、杵振り、笛吹き、太鼓(3人)、猿田彦、獅子(4人)、囃子童(8人)と並ぶ。行列は、まず拝殿正面を出て、拝殿を三回廻り、次いで縦大門・横大門を通り、約300m先の大スギまでの桜並木道を往復する。
渡御の行列が、帰途縦大門の鳥居を過ぎたところの広場で、神前の舞、杵振りの舞、獅子起しの舞の野祭りが行われる。これが終わると、むしろが敷かれたその場で、全員が神酒と篠粽をいただく。この神酒は、濁酒様のこの神社独特のもので、祭礼1週間前に宮司が厳粛に醸造する。また、篠粽は祭礼3日前、宮司らによって精選の白米を木臼でつき粉にしたもので、神酒とともに無病息災の薬とされている。

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