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東津汲鎌倉踊[ひがしつぐみかまくらおどり]

分類 重要無形民俗文化財
指定別
所在地 揖斐郡揖斐川町
技芸団体 鎌倉踊保存会
指定年月日 昭和33年4月23日
昭和51年6月4日
選択昭和53年1月31日

東津汲鎌倉踊

 東津汲鎌倉踊は、4月29日に白髭神社に奉納される踊りである。
東津汲は、古く承久(1219〜1222)の頃、後鳥羽院に仕えた延臣の侍であった小寺、松岡の両氏が都を落ちてこの地に住み着いたと伝えている。そして、その武士たちが踊った武者踊が、この鎌倉踊であったというのである。しかし、現在の鎌倉踊は承久の昔を残すような古いものとは思われない。鎌倉踊という名も、鎌倉幕府や鎌倉時代の名を伝えたものではないらしい。恐らくこの踊の曲目の「鎌倉御所」とか音曲の調子の「鎌倉」などからその名ができたのではなかったか。この踊の起源、伝来などは明らかではないが、この揖斐川流域や近くの春日谷あたりには、谷汲踊その他の同種の芸能があって、雨乞踊、武者踊などと伝えている。
踊りは、道行から始まり、拍子太鼓、やく踊りと続く。道具と人数は、一番太鼓、しんがり太鼓、太鼓を合わせて8人、鉦鼓8人、横笛4人、拍子木1人、唄方2人、ザイ8人、鎧武者1人の総勢32人である。太鼓の踊り手は、ホロと呼ばれる長さ2.6m重さ14kg程度のクジャクの羽を形どった3色の飾りを背中に背負う。

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