ナビゲーションをスキップして本文へ

ここから本文です。

絹本著色親鸞聖人御絵伝附紙本墨書蓮如裏書[けんぽんちゃくしょく・しんらんしょうにんごえでんつけたりしほんぼくしょれんにょうらがき]

■分類 重要文化財
■指定別
■所在地 岐阜市茜部本郷(岐阜市歴史博物館寄託)
■所有者 河野六坊組合
■指定年月日 昭和49年3月6日
 この御絵伝は、大和絵に見られる雲形の「やりがすみ」を境界にして描いてある。第1幅目の最下段に聖人9才の折りの粟田口青蓮院における出家得度の場面に始まり、上段に進み、第4幅目最上段の聖人滅後東山大谷に建てられた聖人の廟堂の場面で終わっている。
描写は極めて精密丹念であり、傷みは少なく、賦彩の褪色や剥落も目立たない。時代色を帯びた画面には落ち着きと美しさが見られる。元は4幅の裏にそれぞれ次のような本願寺八代目蓮如直筆の裏書があったが、それを切り取り4枚を1幅の掛軸にして保存している。
蓮如(花押)
文明二年戊寅十二月十七日
尾張国葉栗郡本庄郷
大谷本願寺親鸞聖人之縁起
河野惣門徒中安置物也
主釈善性
この裏書きによると、この御絵伝は、文明2年(1470)12月17日、蓮如が河野惣道場へ下付したものであることが明らかである。
河野什物録に「浅黄雲形立巻最初御影四幅」と記されており、浅黄雲形のやりがすみを境界にして描いた最初の遺例といわれている。
この御絵伝は、岐阜市茜部浄性寺、羽島郡岐南町専光寺、岐阜市六条善超寺、岐阜市六条慶善寺、岐阜市島田西福寺及び岐阜市本荘快楽寺が毎年交代で管理している。