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ヤマネ

ヤマネ Glirulusjaponicus(Schinz) 準絶滅危惧

 

(環境省:準絶滅危惧) ネズミ目ヤマネ科

 

選定理由 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 写真を拡大表示します
形態の特徴 頭胴長65〜80mm、体重は14〜20gだが、冬眠前は30g以上になる。体毛は淡褐色で、腹面は灰褐色である。尾にふさふさした毛があり、背中に黒褐色の線がある。
生息環境 山地帯〜亜高山帯の樹林に生息する。樹洞、木の割れ目や地下でも冬眠する。山の中の人家で見つかることもある。
生態 夜行性で昼間は樹洞などにひそんで生活し、夜間活動して昆虫や植物の実などを食べる。主に樹上で活動する。繁殖期は5月下旬〜9月。冬眠する習性があり初雪前頃より冬眠に入り、融雪後5月頃から目覚める。冬眠場所は樹洞や地表の落葉下などである。
分布状況 日本固有種。本州、四国、九州に分布。県内では飛騨市神岡町、高山市清見町、同市上宝町、同市奥飛騨温泉郷、同市高根町、郡上市白鳥町、同市大和町、同市八幡町、関市板取、下呂市馬瀬で生息が確認されている。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 主として樹洞に巣を作るため樹洞が形成される大径木のある樹林が必要であるが、このような樹林は減少傾向にある。
保全対策 樹洞が形成されるような針葉樹、落葉広葉樹の古木は可能な限り保全することが望ましい。また、巣箱などをねぐらとすることも知られており、適切な巣箱の設置も生息環境創成に有効である。
特記事項 国指定天然記念物。
参考文献 ・阿部永他(1994)日本の哺乳類:東海大学出版会

 

文責:梶浦敬一