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セッコク

セッコク Dendrobiummoniliforme(L.)Sw. 絶滅危惧I類
  単子葉植物ラン科
選定理由 既知のすべての生育地で生育条件が著しく悪化しており、個体数が危機的水準まで減少している。また、既知のすべての個体群がその再生産能力を上回る採取圧にさらされている。 写真を拡大表示します
形態の特徴 高さ10〜25cmの多年草。花は紅色を帯びた白色で径3cm程度の大きさである。
生育環境 丘陵帯山地の常緑広葉樹林に生育し、樹上や岩上に着生する。
生活史 開花期は5〜6月頃である。毎年新しい茎を前年の茎の根元から2〜3本出し、葉は新しくでた茎の節ごとに互生するが、翌年になると黄色くなって脱落する。
分布状況 本州〜沖縄諸島に分布。国外では朝鮮半島南部、中国、台湾に分布。県内では美濃地方に確認記録がある。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 過度の採取及び生育環境となる常緑広葉樹林の減少。本種は山野草として非常に人気が高く、採取により急激に減少してしまった。また、生育環境である常緑広葉樹林は少ない。
保全対策 本種の生育が確認された場合、公表に際しては確認場所の特定できないよう配慮が望まれる。
特記事項  
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