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サルメンエビネ

サルメンエビネ CalanthetricarinataLindl. 絶滅危惧I類
(環境省:絶滅危惧IB類) 単子葉植物ラン科
選定理由 既知のすべての生育地で生育条件が著しく悪化しており、個体数が危機的水準まで減少している。また、既知のすべての個体群がその再生産能力を上回る採取圧にさらされている。 写真を拡大表示します
形態の特徴 高さ30〜50cmの多年草。花はがくと側花弁が黄緑色、唇弁は3つに分裂し紫褐色。
生育環境 山地帯の落葉広葉樹林に生育。ブナ林に多い。
生活史 開花時期は5月頃である。
分布状況 北海道〜九州に分布。国外では中国、インド北部に分布。県内では飛騨地方東部と美濃地方西部に確認記録がある。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 過度の採取及び生育環境となるブナ林の減少。本種は山野草として非常に人気が高く、採取により急激に減少してしまった。また、生育地であるブナ林も減少傾向にある。
保全対策 本種の生育が確認された場合、公表に際しては確認場所の特定できないよう配慮が望まれる。また、本種の生育するブナ林は可能な限り保全するよう配慮が望まれる。
特記事項  
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