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クロダアツクチムシオイガイ

クロダアツクチムシオイ ChamalycaeuskurodatokubeiiMinato 絶滅危惧I類
(環境省:絶滅危惧I類) ニナ(中腹足)目ムシオイガイ科
選定理由 既知のすべての生息地で生息条件が著しく悪化しており、個体数が危機的水準まで減少している。 写真を拡大表示します
形態の特徴 殻径約4mmの小型の巻き貝で、殻は平たく、成長肋は強く、殻口は本属の種としてはやや厚く肥厚する。蓋は革質で円形である。
生息環境 石灰岩地の良く保全された自然度の高い林内の朽木や落葉の下など湿度の高い場所に潜んでいる。
生態 比較的最近(1987年)新種として発表された小型種で、個体数が少なく、生態についての知見はほとんどない。
分布状況 分布は揖斐郡の石灰岩地の狭い範囲に極限される岐阜県固有種である。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 もともと生息地が非常に狭く、個体数が少ない種である上に、好適な生息環境である自然度の高い森林も少なくなり、採掘などで生息地自体が消失している。
保全対策 石灰岩地、自然度の高い森林の保全を含めた生息環境の保全が不可欠である。
特記事項  
参考文献 湊宏(1987)日本産ムシオイガイ科の2新種.Venus,45(4):222-225.日本貝類学会

文責:木村昭一

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