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ヒメホオヒゲコウモリ

ヒメホオヒゲコウモリ MyotisikonnikoviOgnev 絶滅危惧II類

 

コウモリ目ヒナコウモリ科

 

選定理由 大部分の生息地で生息条件が明らかに悪化しつつあり、個体数が大幅に減少している。 写真を拡大表示します
形態の特徴 前腕長31〜37mm、頭胴長40〜55mmで体重4〜8gの小型コウモリ。体毛は黒褐色で背中にある毛の先が金色に輝いていることが多い。
生息環境 山地帯上部〜亜高山帯付近の樹林に生息する。樹洞を昼間のねぐらにするが家屋のねぐらも知られる。
生態 夜間活動して昆虫類を食べる。樹林で生活する以外に詳しい生態は解明されていない。出産哺育期は初夏からと考えられるが、県内の例では乳腺の発達した雌が8月上旬に確認されている。
分布状況 北海道、中国地方を除く本州に分布する。国外では朝鮮半島北部、シベリア東部に分布する。県内では飛騨地方の白川村、飛騨市、高山市、下呂市などの自然林の残されている森林で確認されているのみである。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 生息するためには樹洞が形成されるような大径木のある自然林が必要である。したがって自然林の伐採により生息環境が消失しやすい。なお、県内では山地帯上部付近に生息し、現状では生息立地が飛騨地方の山地に限定されており少ない。
保全対策 大径木のあるような自然林などは可能な限り広範囲の保全に配慮が望まれる。
特記事項 シナノホオヒゲコウモリ、ヒメホオヒゲコウモリ、エゾホオヒゲコウモリなどの亜種に区分する考え方もあるが、本調査ではこれらを区分せず記載した。
参考文献 ・コウモリの会編(2005)コウモリ識別ハンドブック:文一総合出版
・阿部永他(2008)日本の哺乳類[改訂2版]:東海大学出版会

 

文責:山本輝正