ナビゲーションをスキップして本文へ

ここから本文です。

平成18年度環境ホルモンモニタリング調査結果について

環境省の調査で魚類への内分泌攪乱作用が認められた3物質(4-t-オクチルフェノール、ノニルフェノール、ビスフェノールA)について、岐阜県独自に6地点の河川水質を調査した。
水環境中における濃度規制はないが、全地点において、これまでに環境省等が実施した全国調査結果の範囲内であった。
これらの物質は、工業用洗浄剤やコンパクトディスクの原料として使用される。

 内分泌攪乱作用を有すると疑われる化学物質(いわゆる環境ホルモンの疑いのある物質としてごく微量で生態系や人へ影響を与えることが問題視されている。)について、岐阜県では平成10年度からデータ集積を目的にこれらの物質の独自調査を行っている。
平成18年度も、環境省の調査で魚類への内分泌攪乱作用の認められた3物質(4-t-オクチルフェノール、ノニルフェノール、ビスフェノールA)について、県内6河川において、河川水質の調査を実施した。

1調査方法
(1)調査時期:平成18年12月
(2)調査地点:県内河川6地点
(3)調査媒体:河川水質
(4)対象物質:4-t-オクチルフェノール、ノニルフェノール、ビスフェノールA

2調査結果

河川名 調査地点 物質名
 (単位:μg/L)
4-t-オクチルフェノール ノニルフェノール ビスフェノールA
長良川 長良大橋 ND 0.2 0.02
揖斐川 福岡大橋 0.04 ND 0.01
飛騨川 川辺ダム ND ND 0.02
糸貫川 苗田橋 0.10 0.1 ND
水門川 二水橋 0.22 0.7 0.06
犀川 本線合流前 0.06 ND 0.17
平成10〜15年度環境省の全国調査結果 ND〜13 ND〜21 ND〜19
無影響濃度 9.92 6.08 247
1表中の「ND」は負検出
2μg:マイクログラム。1マイクログラムは100万分の1グラム
3「無影響濃度」は、実験で求められた魚類への内分泌攪乱作用による影響を及ぼさない濃度

水環境中における濃度規制はないが、全地点において、これまでに環境省等が実施した全国調査結果の範囲内であった。

 ○4-t-オクチルフェノール
6検体中4検体で検出された。
(用途)界面活性剤(例:工業用洗浄剤)や親油性フェノール樹脂の合成原料

○ノニルフェノール
6検体中3検体で検出されたが、検出された濃度は過去と同程度であった。
(用途)界面活性剤(例:工業用洗浄剤)や親油性フェノール樹脂の合成原料。殺虫剤、殺菌剤、抗カビ剤にも用いられる

○ビスフェノールA
6検体中5検体で検出されたが、検出された濃度は過去と同程度であった。
(用途)ポリカーボネート樹脂(例:コンパクトディスク)、エポキシ樹脂などの原料。古紙などにも含まれる。

<4-t-オクチルフェノールの経年変化>(単位:μg/L)

河川名 調査地点 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度
長良川 長良大橋 ND ND ND ND ND ND ND ND ND
揖斐川 福岡大橋 ND ND ND ND ND ND ND ND 0.04
飛騨川 川辺ダム ND ND ND ND ND ND ND ND ND

<ノニルフェノールの経年変化>(単位:μg/L)

河川名 調査地点 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度
長良川 長良大橋 ND ND 0.3 0.2 ND ND ND ND 0.2
揖斐川 福岡大橋 ND ND 0.3 0.2 ND ND ND 0.2 ND
飛騨川 川辺ダム ND ND 0.3 0.2 ND ND ND ND ND


<ビスフェノールAの経年変化>(単位:μg/L)

河川名 調査地点 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度
長良川 長良大橋 0.06
0.05
0.06
ND
0.02 ND ND 0.16 0.02〜
0.13
0.03 0.02
揖斐川 福岡大橋 0.03
0.08
0.03
0.04
0.02 0.02 ND ND 0.02 0.02 0.01
飛騨川 川辺ダム 0.04
0.07
0.04
ND
0.03 ND ND ND ND ND 0.02

 ※長良川において、平成15年度に過去最高値(0.16μg/L)を検出したため、16年度に6回の追跡調査を実施した。