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津波浸水想定の設定

記事ID:0015991 2022年12月20日更新 防災課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

 岐阜県では、津波防災地域づくりに関する法律(平成23年法律第123号)の規定に基づき、津波浸水想定を設定しましたので、公表します。

津波浸水想定の目的について

 津波浸水想定は、「津波防災地域づくりに関する法律」に基づき、最大クラスの津波を対象とした浸水の区域や水深を設定するもので、津波防災地域づくりを実施するための基礎となるものです。

津波浸水想定(令和4年12月公表)

 平成29年の津波浸水想定の公表後、河川管理者による河川堤防の耐震性能照査や水門・樋門の耐震化工事が進んだことから、これらを前提条件に反映し、津波浸水想定を見直しました。

津波浸水想定の解説

津波浸水想定について(解説) [PDFファイル/2.83MB]

岐阜県津波浸水想定図

図面番号 市町名 図面
全体図 津波浸水想定図全体 [PDFファイル/2.08MB]
1 海津市 津波浸水想定図1 [PDFファイル/921KB]
2 海津市、羽島市、養老町 津波浸水想定図2 [PDFファイル/1.28MB]

留意事項

総論

  • 津波浸水想定は、「津波防災地域づくりに関する法律(平成23年法律第123号)」第8条第1項に基づいて設定するもので、津波防災地域づくりを実施するための基礎となるものです。
  • 津波浸水想定の浸水域及び浸水深等は、避難を中心とした津波防災地域づくりを進めるためのものであり、津波による災害や被害の発生範囲を決定するものではありません。また、一定の条件を設定し計算した結果のため、着色されていない区域が必ずしも安全というわけではありません。
  • 最大クラスの津波は、現在の科学的知見に基づき、今後発生が予想される津波から想定したものですが、想定外の事態があり得るため、これよりも大きな津波が発生する可能性がないというものではありません。

計算条件

  • 津波浸水想定にあたってはシミュレーションを実施する際の条件設定の制約から、予測結果には限界があります。
  • 幅10m以上の河川については遡上を計算していますが、幅10m未満の河川や水路については計算を実施していません。
  • 河川内の水位については平水流量としているため、洪水時に津波が発生した場合などは、着色されていない区域で浸水することがあります。

(最大クラスの津波発生時における河川堤防等の取扱いについて)

  • 河川堤防については、一律的に既往地震の沈下実績における最大沈下率(75%)を用いるのではなく、河川管理者が実施した堤防耐震性能照査結果を基に算定しています。
  • 耐震工事の完了した樋門・水門(勢濃排水樋門、高須輪中排水機樋門、大江樋門)については、耐震化工事が完了したことから沈下量はゼロとするとともに、閉条件としています。一方、耐震工事が行われていない津屋川水門は開条件としています。
  • 濃尾平野特有の輪中堤や自然堤防の取扱いについては、今回、想定した浸水域では、輪中堤は、顕著なものが存在しないこと、自然堤防は、明確に堤防形状として存在してはおらず、丘陵地形が点在しているだけであるため、地形として扱い、地震による堤防沈下は考慮していません。
  • 岐阜県南西部の濃尾平野は、海抜ゼロメートル地帯が広がり地盤高の低い地域です。洪水による浸水や地震により県管理河川の堤防が沈下した場合に浸水することも考えられます。また、地盤沈下、液状化等により、長期間にわたって湛水することがあります。

利用上の注意点

  • 津波浸水想定では、シミュレーションで再現しきれない局所的な地盤の凹凸や構造物の影響のほか、地震による地盤変動や構造物の変状等に関する計算条件との差異により、浸水域以外での浸水の発生や、浸水深が大きくなる場合があります。
  • 用いている地形図は、最新のものを使用していますが現在の地形と異なる場合もあります。
  • 津波は、第1波だけで終わるものではありません。何度も繰り返し来るものです。また、第2波以降が大きくなることもあります。

その他

  • 津波断層モデルの新たな知見(内閣府・中央防災会議、文部科学省、隣接県等)がまとまった場合や構造物等の整備、強化がある程度進んだ場合等には、必要に応じて見直します。
  • 今後、数値の精査や表記の改善等により、修正する可能性があります。

(参考)津波浸水想定(平成29年7月公表)

津波浸水想定の解説(平成29年7月)

H29津波浸水想定について(解説)[PDFファイル/2.3MB]

岐阜県津波浸水想定図(平成29年7月)

図面番号 市町名 図面
全体図 H29図面[PDFファイル/4.6MB]
1 海津市 H29図面1[PDFファイル/369KB]
2 海津市、羽島市、養老町 H29図面2[PDFファイル/757KB]

津波への警戒について

本県に海岸はありませんが、河川を遡上し津波が到来する可能性があります。以下の事項に注意しましょう。

  • 強い揺れ(震度4程度以上)を感じたとき又は弱い揺れであっても長い時間(1分間以上)ゆっくりとした揺れを感じたときは、急いで危険な場所から避難しましょう。
  • 地震による揺れを感じなくても、津波警報が発表されたときは、迷うことなく迅速かつ自主的に河川から離れ、急いで危険な場所から避難しましょう。
  • 第一波より第二波、第三波の方が大きくなる可能性があるので、大津波警報、津波警報、津波注意報解除まで避難を継続しましょう。

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