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崖下に転落した車両を発見し、警察に通報するとともに救護活動に貢献したとして、揖斐川町の建設業従業員、今村将志さんと宮部貴之さんに署長感謝状を贈呈しました。
お二人は、本巣市根尾地内の国道157号線を走行中、崖下に転落した車両を発見、すぐに警察に通報しようとしたものの、そこは携帯不通地帯でした。
通報のため一旦下山し、警察官を案内して転落事故現場へ戻ったところ、車内に人がいることが確認され、一刻も早い救助が求められる状況となったのです。
そこで、”何か自分達にもできることを!”と考え、救助の妨げとなる樹木を伐採、崖下への道を整備するなどし、救助活動の迅速化に大きな貢献をされました。
転落事故現場は、山間の狭路であり通行量も非常に少ない場所です。
また、運転手は高齢であり、発見時は低体温症も疑われるなど、発見や救助が遅れていれば、最悪の結果も十分にありえたでしょう。
お二人の果敢な行動により、命は守られたのです。
贈呈の模様は、報道から取材を受けるなど、非常に関心の高いものでした。
贈呈されるに際し、お二人は、
「放っておけず、無我夢中で助けました。」
「報道によって、今回のような行動を起こしてくれる方がもっと増えてくれれば」
との気持ちを伝えられました。
お二人の行動に対し、心より感謝申し上げます。