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3月11日は、東北地方を中心に未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発災日です。
これに合わせ、北方警察署ではこの記憶を風化させないためにも、広域緊急援助隊として被災地で救出・救助・捜索活動に従事した、中島署長による教養を実施しました。
「被災地での記憶を署員に伝達する。警察官としてこの災害を忘れてはならない。」
「停電、高速道路の歪み等、向かう途上から既に異常が目立ち始めた。」
この言葉から始まった教養では、
〇日常から大きくかけ離れた被災状況と過酷な捜索環境
〇捜索を見守る家族の思い
〇避難想定と経路の有無の重要性
〇救助に求められる的確な判断
など、実際に体験した様々な状況を、現場活動等の映像を署員が視聴しながら、当時の思いや反省点を交え、捜索の様子とともに署員に伝承しました。
有事に備え心身ともに鍛えておかなければならないとの言葉に、署員一同は、
〇警察官として今何をすべきか
〇今後発災が予想される南海トラフ地震等を想定しどう備えるか
を深く考えることとなりました。
被災された方への深い哀悼の意を表するとともに、被災地域の1日でも早い復興をお祈り致します。