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中山道ひし屋資料館
中山道ひし屋資料館は、中山道大井宿の有力な商家であったひし屋古山家を改修した施設です。
「ひし屋」とは、江戸時代に酒造と商売を営業していた古山家の屋号のことで、ひし屋古山家は江戸時代初期より大井村の住人で17代続いた旧家です。古山家は享保年間(1716~1735年)から幕末まで約150年間もの間、大井村の村役人や庄屋を務めていた旧家で、家業の商い即ち穀物、小間物、反物、塩の販売と酒造りで財を成しました。
明治以降は郵便取締役、恵那郡役所掛屋(銀行)に任命され、養蚕研究や俳諧文化の推進にも力を尽くしました。その住居は明治初年に改築されていますが、大規模で質の良い近世的町屋建築の特徴をよく示しており、平成9年に恵那市の文化財に指定されました。
その後、古山家住宅は大井町の町屋を体験してもらう施設として、平成12年に改修・復元し中山道ひし屋資料館として開館しました。建物は当時の状態に近い状態で残されており、江戸時代の雰囲気を感じることができます。
のれんにあるひし形が3つ重なったマークがひし屋のシンボルです。
入口は広い土間となっており、その奥は台所となっています。
入口から左手は店、居間、座敷となっています。
入口の右手側には茶室座敷があります。
土間を奥に進むと庭園に出ます。右側に見える白い建物が店蔵で現在は展示室となっています。展示室には中山道、大井宿、ひし屋の3つの展示コーナーがあり、当時の貴重な資料を見ることができます。
その他にもご紹介しきれなかった見どころがありますので、ぜひ訪れてみてください。
基本情報
所在地 | 恵那市大井町60-1 |
電話 | 0573-20-3266 |
開館時間 |
午前9時~午後5時(入館受付は午後4時半まで) |
休館日 |
月曜日、祝日の翌日、12月28日~1月1日、1月3日 ※毎年1月2日は特別開館として、入館料無料です。 |
駐車場 | 大井町自治会館駐車場又は恵那駅西駐車場をご利用ください。 |
一般 |
200円 ※20人以上の団体は一人150円 |
18歳以下 | 無料 |
障がい者及びその付き添い者1名 | 無料(手帳を提示してください) |
恵那市生涯学習課 | |
所在地 | 恵那市長島町正家1丁目1番地1 |
電話 |
0573-26-2111 |