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木造十一面観音立像（霊泉寺）
木造十一面観音立像［もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう］
| 分類 | 重要文化財 |
|---|---|
| 指定別 | 県 |
| 所在地 | 美濃市上河和 |
| 所有者 | 霊泉寺 |
| 指定年月日 | 昭和45年10月27日 |
- 檜材寄木造彫眼
- 像高：92.0cm
檜材、寄木造の十一面観音菩薩立像である。衣文［えもん］の彫りは浅い。着色はすべて剥落し、胡粉地がわずかに残っている。像全体は、木地を表して、茶褐色になっている。各所に少しずつ後補の跡が見られる。天冠台がうすく、化仏［けぶつ］の植付も原容と変わっている。また光背と台座は後補である。右手垂下［すいか］。左手は屈臂［くっぴ］し蓮華を持つが、蓮華は後補である。頭部は過大に思われるが、面容は優美で、藤原様式の十一面観音菩薩の特徴をもっている。
