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ハネビロエゾトンボ_20437
ハネビロエゾトンボ | SomatochloraclavataOguma | 準絶滅危惧 |
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トンボ目エゾトンボ科 |
選定理由 | 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 | |
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形態の特徴 | 翅の長さ45mm前後のトンボ。体は黒色で黄色の条があり、緑がかった金属光沢がある。腹長は45mm前後。 | |
生息環境 | 丘陵帯の山間湿地や湿田に生息。湧水に由来した清流の、抽水植物が繁茂した緩流などに見られる。 | |
生態 | 成虫は6月中旬〜9月上旬に出現する。羽化直後の若い個体は羽化水域から離れた疎林にいることが多いが、成熟した雄は流水の上に縄張りを形成する。幼虫は抽水植物の根ぎわや水底の沈積物の陰などに潜んで生活する。 | |
分布状況 | 日本固有種。北海道、本州、四国、九州に分布。県内では美濃地方の関市などに確認記録がある。 | |
減少要因 | 生息環境となる湿地や湿田の減少。本種の生息する丘陵地は人間の生産活動の活発な場所でもあり、改変により生息場所が消失している。また、湿田は生産性を高めるため乾田化されたり、山裾の湿田では長い間耕作が行われないまま放置されて乾燥したやぶ草地になるなどして減少している。 | |
保全対策 | 湿地、特に丘陵部山裾にある湿地の保全・創出に配慮が望まれる。 | |
特記事項 |