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知事記者会見(平成29年7月18日)

記事ID:0016301 2017年7月20日更新 広報課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

平成29年7月18日(火曜日)15時00分

司会

 大変、お待たせいたしました。
 本日は、発表項目の1つ目としまして、「中部学院大学及び中部学院大学短期大学部と福祉人材の育成・確保に関する連携協定締結式」を行いたいと思います。
 そのため、中部学院大学学長古田善伯(ふるたよしのり)様及び中部学院大学短期大学部学長片桐多恵子(かたぎりたえこ)様のお二人に、ご出席いただいております。どうぞよろしくお願いします。
 進行の順序でございますが、まず一番目として協定の締結、2番目として写真撮影をお願いいたしまして、その後知事からご説明をいただいた後に、古田学長及び片桐学長からそれぞれご挨拶をいただき、その後記者の皆様から質疑応答をいただきたいと思います。
こういう形で進めさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。それでは、協定の締結に入らせていただきたいと思います。お手元の協定書に各々ご署名いただきまして、署名が終わりましたら、協定書を左の方へお渡しをいただくようお願いいたします。

 ありがとうございました。

 それでは、写真撮影に移らせていただきます。大変恐縮ですが、お3人お立ちいただきまして、片桐学長様に協定書を抱えていただき、お二人が横から支えるような形でお願いします。それではよろしくお願いします。

 <撮影>

 ありがとうございました。ご着席ください。それでは、知事お願いいたします。

知事  改めまして、中部学院大学の古田善伯学長及び同短期大学部の片桐多恵子学長をはじめ、本協定に至るまで色々と、関係者の方々にもご尽力いただきまして、御礼を申し上げる次第でございます。また、お暑い中ありがとうございます。
 話はそれますけれども、古田善伯学長は、私と同学年でございまして、高校時代から天敵でございました。岐阜県でトップクラスの柔道家でございまして、国体でも活躍されまして、私がどうあがいてもいつもコテコテに投げられておりまして、憎き天敵とこういう形で協定を結ばしていただくということで、不思議なご縁だと思っております。当時柔道の古田といえば、私のことではなく、古田善伯さんのことでありまして、当時関高校でしたが、強かったということでございます。
 少し話がそれましたが、私ども岐阜県では、数について申し上げますと、団塊の世代の方々が75歳以上の後期高齢者に達する2025年には、約7千人の介護人材不足が見込まれているということでございますし、また、保育におきましては、3歳未満児保育の希望増加、発達障がい児等への対応など、多様なニーズに対応できる保育士数の確保が大きな課題となっております。
こうした中、中部地域で早くから、ベトナム人の介護人材の育成を含めまして、介護福祉士、あるいは、保育士の育成に取り組んでおられ、大変豊富なノウハウと知見をお持ちの中部学院大学及び同短期大学部様から、岐阜県の介護・保育等福祉人材の育成に協力したいというありがたいお話をいただきました。
 早速、私どもとしても喜んで協定を締結することに至った次第でございます。
 今回の協定では、第1に中学生・高校生への啓発と普及、第2に福祉を学ぶ大学生への就労促進、第3に福祉従事者のキャリアアップ、第4に福祉人材育成プログラム等の共同研究、第5に外国人介護人材の活用促進ということで、幅広く連携・協力していくことにしております。
 これに基づく今後の具体的な事業を通じて、福祉の現場における人材の増加、そしてまた、現実に福祉の現場で働いておられる方々のスキルアップといったことにつながっていくものと大いに期待しているところでございます。
今回の連携協定を契機として、益々、介護・保育等福祉人材の育成・確保に努力してまいりたいという思いでございます。ありがとうございました。
司会  ありがとうございました。それでは、古田学長、お願いいたします。
古田学長  古田知事から、私の過去のことを紹介いただいて、恐縮しておりますが、私がいる中部学院大学は20年前に人間福祉学部という新しい学部を立ち上げまして、福祉を中心とした大学でありまして、今は4学部で、教育学部がありますし、看護リハビリテーション学部、そして今年からは、スポーツ健康科学部ということで、医療・教育・福祉の3つの枠を設けております。私が学長になりまして、福祉に関して、全国の大学の福祉学部が弱くなってきて、福祉の教育を無くすところが増えてきました。岐阜県でもそうした状況が続いてきたわけですが、福祉に関するニーズですね、介護人材、不満、ニーズが非常に多くて、私どもの大学にもっと欲しいといわれると、元がないので、なんとかひとつ、これを強化していきたいということで努力しているのですが、そういう点で、今度協定を締結すると、小中学校での啓蒙を含めて、小さいころから、福祉の気持ちを養成しながら、将来にわたって力を付けていただきたいと、そういう基本の教育に私どもが協力できればと思っているところでございます。そういった意味で、今日は岐阜県と協定を結ばせていただきまして、岐阜県全体の最後の砦という気持ちで頑張っていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
司会  続きまして片桐学長、よろしくお願いします。
片桐学長  短大の方は、今年、創立50周年を迎えております。
 最初から、教育学科があったわけではなく、元をただせば、母体となっております岐阜済美学院が高校の方に保育科などがありまして、岐阜県としては最も早くから、幼稚園の先生や保母さんを養成してまいりました。
 時代が変わってまいりまして、幼稚園や、保育園に関して言いますと、高校生が以前よりは減ってきているかと思います。それ以上に入口と出口の差が大きいのが福祉、介護福祉士の人材です。出口は欲しい欲しいです。ですが、中学生、高校生があんなに大勢、志願をしていたのはいつのことだったのか、と思うぐらいに人材が減っております。
 その一つは、多分、家族の中で、お年寄りが一緒にいて、最期を迎えていくところを見ない、病院で最期を迎えるということで、葬儀も近所で一緒に葬儀をするというようなことが無くなって、人間の最期の所を、考えることが実感として無くなってきたことが一つ原因として大きくあるのではないかと思ったりしております。まして、今、人材不足、どの業者も人材不足という中で、福祉の人材を確保することは、どこの福祉施設も困っておられます。でも質を落とすわけにはいきません。そういう中で、どういうふうに教育をしていくのか、その辺を岐阜県と一緒に考えさせていただきたいと思っております。
 これだけ少子化を迎えておりますから、人材を養成するといっても海外からの人材も考えないといけない時代だと、喫緊の課題だと思います。その場合に、日本式の本質的なところを学んでもらわないと、技術だけ学んでもらっても困るわけです。そういう点では、きちっとした人材養成を岐阜県から全国に発信していきたい、それは保母さんたちも同じことです。そういう意味で岐阜県と一緒に人材養成をしていきたいと思っております。
 最後に、就職をさせる立場でみておりますと、受け入れの方に色んな面で少し差があるのかなと、ずっと就職してから続く職場と、そうではない職場があるのかなと思います。そのあたりも私どもの大学は、きちっと飯尾先生たちを中心に、施設・職場の質の改善も、大事なことだと思ってやっております。
 そして何よりもマスコミの方にお願いをしたいのが、ポジティブキャンペーンをしていただきたい。就職して現場にいる人たちは、生きがいを感じて頑張っている人たちが多いです。どうぞ、生きがいのある、やりがいのある仕事なんだということを発信し続けていただきたい。そんな風にお願いをして挨拶に代えさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
記者  今回行政と手を携えるということで、今までもいろんな取組みをやってこられたと思いますが、どんなことが可能となって、どんなことに力を入れていきたいか、もう少し具体的に教えていただきたいと思います。
あと、こういった行政と、大学、短大が協定を結ぶということが、全国的にどれぐらい事例があるか、もし把握していたら教えていただきたいと思います。
古田学長  少し、幅広いので一つの視点から答えようと思いますが、福祉関係の施策はいろいろあって、その中で感じたことは、若い頃、小さい頃から福祉的なマインドを養成することが不足していると常に感じておりまして、その辺を、教育や行政の方々と一緒になりまして、福祉マインドを持つ子ども達をどう育てていくか、これから具体的に考えていきたいと思います。
 他の事例はよくわかりませんが、岐阜県と結ぶのは初めてです。行政と一緒にやらないと、単独でやっていては力が弱くなるんです。なおかつ記者さんと一緒になって、人材を確保するような方向に向かっていけば、岐阜県の福祉が良くなっていく、岐阜県の福祉が良くなっていくことが全国的に発信されれば、県外からも人を集めることが可能になるのではないかと思っています。
知事  二つ目のご質問ですが、岐阜県と結ぶのは今回が初めてですが、全国的に調べてみたんですが、こういう協定は非常に珍しいケースではないかと思っております。やや似たケースとして、埼玉県と日本社会事業大学との協定というのがありまして、平成19年に締結されたものですが、これは、大学院に県職員を派遣する、学生を県にインターンで派遣するというそれだけの、県職員と大学生の交流という意味での交流という協定はありますが、こういう、包括的な、幅広くやっていくという協定は我々の調べた限りでは例がないものだということでございます。
司会  以上をもちまして、協定締結式を終了いたします。古田学長及び片桐学長は、ここで退席されます。ありがとうございました。
知事

 引き続き、4点ございます。
 一つは、清流の国ぎふ「ふるさとワーキンホリデー」の受入れというものでございます。
これは総務省の事業で、平成28年度の補正予算でスタートしたものでございまして、昨年度が8道県、今年度は本県も含めて10府県が採択をされているということでございます。都市部の若者、大学生が中心でございますが、2週間ないし1ヶ月程度地方に滞在をして、働きながら、地域の皆さんとの交流、あるいは学びの場などを通じて、地方をまるごと体感していただこうと、そして、地域との関わりを深めてもらおうと、こういう趣旨でございます。
 本県としては、総勢100名の受入れを目指して、受入れに手を挙げた県内9市町と連携して取り組んでいるということでございます。県内9市町といいますのは、各務原市、美濃加茂市、美濃市、郡上市、白川町、多治見市、中津川市、高山市、下呂市でございます。
 その第1弾ということで、今月31日から美濃加茂市での受入れがスタートするということでございます。受入先は「株式会社みのかもファーマーズ倶楽部」ということで、関東在住の大学生5人が果実の収穫などの仕事に従事するということでございまして、このファーマーズ倶楽部は、美濃加茂市内で農業を営む若手の農業者19名で構成しておりまして、若手農業者の育成を目的に活動しているところでございます。様々な地域との交流プログラムが盛り込まれております。
 配布資料の裏面にございますけれども、今後も、参加申込者と受入サイドとのマッチングが整い次第、各地で順次受入れを進めていくということでございます。こういったことを通じて、交流を進め、更なる移住・定住等に努めていきたいという趣旨でございます。

 それから、次が「関ケ原ナイト2017」の開催でございます。一昨年から、夜の関ケ原の魅力ということでいろいろとプロジェクトをやってきておりますが、今年も「関ケ原ナイト2017」と題して、8月12日土曜日に開催を予定しております。
まず、8月26日公開予定の映画「関ヶ原」の先行特別試写会を開催させていただきます。先だって「武将シリーズ大谷吉継」にご出演いただき、この映画でも大谷吉継を演じられた大場泰正さんにおいでいただきまして、トークショーを行った後、映画を楽しんでいただくということでございます。
 その映画を楽しんでいただいた後、実際の古戦場を楽しんでいただこうということで、行灯(あんどん)カップで、試写会会場の関ケ原ふれあいセンターから笹尾山まで、道を明りで照らしてウォーキングをしていただくということでございます。そして、笹尾山グランドに屋外特設ステージを設置いたしまして、そこでは、「その時歴史が動いた」の司会などで知られます松平定知さんによるトークショー、それから原作司馬遼太郎の小説「関ヶ原」の名場面の朗読に続いて、関ケ原七武将の甲冑劇を行うということでございます。
 単なる朗読や甲冑劇だけではなく、夜ならでは、ということで開戦地や決戦地、あるいは6つの陣跡から光の柱を立てたり、笹尾山、これは石田三成の陣地ですね、これをライトアップしたり、光と音で大きな演出をしていきたいということでございまして、昼間とはまた違った趣のある夜の古戦場を満喫していただければということでございます。ふるってご参加いただきたいということでございます。

 3番目が、「GIAHS鮎の日」のイベントでございます。これは昨年からスタートしておりますが、「清流長良川の鮎」というのが世界農業遺産に認定されました。それを踏まえて、7月の第4日曜日を「鮎の日」にするんだと、「GIAHS」というのは世界農業遺産の英文の頭文字でございますが、この「GIAHS鮎の日」にちなんだイベントを今年も23日、日曜日にやろうということでございます。
昨年初めてやりましたけれども、なんと1日だけのイベントでございますが、4万人を超える方々にご来場いただきまして、大変好評でございました。今年も長良川流域の4市、岐阜市、関市、美濃市、郡上市、そして関連団体とも連携いたしまして、「鮎」あるいは「清流」にスポットをあてた多彩なイベントを計画しております。
 ひとつのメインイベントは、河川環境楽園で「Ayuー1グランプリ清流の国鮎料理合戦」ということで、県産鮎を使った料理勝負というものを初めて開催します。県内から12の店が出店しまして、餃子、オムレツ、和風カレーなど、創意工夫を凝らした鮎に関わるメニューを提供いただく予定でございます。ご賞味いただいた皆さんに投票に参加していただくということでございます。
また、オープニングセレモニーもございますが、私も参加する予定でありますけれども、「清流長良川の恵みの逸品」ということで、この清流長良川流域の優れものを、昨年、認定商品ということで認定させていただいておりますが、今年度も第2回の認定商品の発表を行いますし、鮎のつかみ取りや塩焼き体験といった、ご家族でお気軽に楽しんでいただけるようなイベントも開催いたします。
 併せて、昨年の「鮎の日」にスタートいたしました「内水面漁業研修センター」、これは、開発途上国の研修生を受け入れて、内水面漁業の研修を行うセンターでございますが、ちょうど1周年ということで、一般向けの公開講座を開催いたします。ちょうど、北アフリカの国々からJICAの研修生7名がおいでになっておられまして、この講座やイベントにも参加していただこうということであります。
また、メイン会場は河川環境楽園でありますが、それ以外にも、長良川流域の4市や各漁協が、例えば、伝統的な漁具や漁法の実演、世界かんがい施設遺産となっております「曽代用水」で鮎をつかまえるイベントでありますとか、鮎の友釣り大会でありますとか、そういったことも予定しております。
 そのほかに関連イベントとして、有名料理店が集まっておりますナゴヤセントラルガーデンの中のレストラン4店舗で、清流長良川の天然鮎を使ったフェアを7月25日から開催いたします。また、栄のアンテナショップ「ジ・フーズ」では、鮎の水槽の展示でありますとか、長良川流域の関連商品のPRなどを行うフェアを開催する予定でございます。
 こうした鮎の日の取組みを通じまして、「世界農業遺産」の意義でありますとか、「清流長良川の鮎」の持つ伝統・文化について、広く知っていただく、味わっていただく、楽しんでいただく、そういう機会となることを期待しているわけでございます。

 最後に、「飛騨牛」ブランドを支える新たな種雄牛(しゅゆうぎゅう)「孝隆平(たかりゅうだいら)」ということで、ご紹介をさせていただきたいと思います。
 この飛騨牛につきましては、岐阜県の農畜水産物のいわばブランドリーダーということで、国内はもちろん海外においても、その品質の良さが認められてきておるわけでありますが、名牛でありますところの「安福」から受け継がれる「きめ細かく柔らかい豊潤な味わいの肉質」といった飛騨牛らしさを有するトップの種雄牛のバトンをつないできて、この度、その種雄牛として、新たに「孝隆平」というものを完成したと言いますか、つくり上げてきたということでございます。
 これは、「安福」のいわばひ孫にあたるわけでございまして、「安福」の孫でトップの種雄牛でありました「白清85の3」と、それから県下の約8,000頭の繁殖雌牛から選抜された100頭と交配を行いまして、そこから生まれた候補牛の体重の増え方、体型、及びその子どもにあたる産子の肉質などから、最も優秀な種雄牛として6年かけて選んできたのがこの「孝隆平」ということでございます。いわゆる「霜降り」ですね、「脂肪交雑」と言いますが、この「霜降り」の入り具合を示す指標、それから高級部位の目安となります「ロース芯面積」ともに、県内の牛の中では歴代最高の成績を上げてきております。やや小ぶりな体型で「枝肉重量」が少ないという「白清85の3」の欠点も大幅に改善しておりまして、まさに種雄牛として優れた能力を有することが判明したわけでございます。
 この9月7日から11日にかけて仙台で「全国和牛能力共進会宮城大会」がございますが、この「孝隆平」の産子ですね、この精子から生まれた子どもを、枝肉を審査する部門に3頭出展することになっております。何とかして肉牛部門での最優秀枝肉賞の2大会ぶりの奪還を期待したいとこういうことでございます。
 また、本年度は飛騨牛が銘柄となって30周年を迎える節目の年でございますので、こうした種雄牛づくりも含めて、飛騨牛の生産体制の強化に引き続き取り組んでいきたいということでございます。
 この「孝隆平」はこれから本格的な交配がスタートさせるということでございまして、本格的にこの肉が出回るのはほぼ3年後ということでございますが、3年待てませんので本日特別に高山の農家で肥育されました「孝隆平」の産子で、A5等級に格付けされましたロースとモモ肉を後ろに用意いたしましたので、先ずは味わっていただきたいということでございます。よろしくお願いいたします。
 私の方からの報告は以上でございます。

記者  「孝隆平」の肉質は県内で歴代1位ということですが、全国的にみるとどうでしょうか。
知事  全国的には間違いなくトップクラスだと思いますね。細かい数字、例えば、種雄牛の脂肪交雑で見ますと9を超えておりますので、全国で9を超えているのは5種類しかありませんのでそういう意味でまさにトップレベルにあると考えていいのではかということで、かつ生まれた一番良い牛を取るだけでは意味が無いので、何頭かの分母を平均しておりまして、かなりの数を取った平均値が9を超えているものですから、まさにトップクラスと言っていいのではないかと思います。
記者  御嶽山についてお聞きしたいですが、気象庁が噴火警戒レベルの引き下げを検討していますが、これに対する知事のお考えをお聞かせください。
知事  6月ですね「火山噴火予知連絡会」がありまして、そこで御嶽山の火山活動が静穏化傾向にあるというような評価を受けておりまして、それに則って気象庁のほうではですね、噴火警戒レベル引き下げの検討を始めたというように承知しております。
気象庁自身が7月上旬、5日から7日に掛けて現地調査を実施しておられまして、それを聞きますと噴煙活動は継続しているものの、噴煙・火山ガスの増加傾向はみられないということでありまして、このまま火山活動が静穏化していくことを願っていると言いますか期待しているということでございますし、それから火口の噴気孔の温度ですかね、これも2015年以降、やや低下してきているということも報告されておりますので、そうしたことも踏まえて、どのタイミングで気象庁のほうから話が出てくるのか私どもとしては十分注目してお待ちしている状態でございます。
 何れにせよ、登山道の整備でありますとか、山小屋の補強でありますとか、色々と火山防災対策でなすべきことがありますので、それは着実に進めていきたいということでございます。
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