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第3回多治見警察署協議会開催結果

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記事ID:0249222 2022年12月22日更新

 

日時

 令和4年12月5日月曜日午後2時00分から午後4時00分まで

場所

 土岐津交番及び土岐市役所

出席者

 多治見警察署協議会委員11名(11名出席 2名欠席)

   多治見警察署 署長以下7名 

議事など

1 警察署協議会代表者会議の伝達

 代表者会議は、岐阜県公安委員会の委員3名、岐阜県警察本部長以下の警察幹部、そして岐阜県下22警察署協議会の会長が出席して開催されました。会議は、社会情勢に応じた地域警察活動・交通事故抑止対策について全体討議が行われました。

 他にも県下の警察署協議会委員の要望に基づいて実施された施策が紹介され、特に中津川署の広報活動が印象に残りました。

 中津川署では、コロナ禍により集会型の広報活動から変化し、パソコンやSNSなどによる広報など多様化が進み、強い発信力が必要になったということで、年齢層に応じた広報活動に取り組んでいるようです。

 特殊詐欺の現状と被害防止策について講話がありました。実際の録音された電話音声を聞いたのですが、職員そのものの口調や内容で説得力のある犯人の音声でした。

 最後に、公安委員会の3委員、警察本部長の講評がありましたが、総じて警察と地域住民のコミュニケーションの重要性を述べていました。

2 議事

議案1  イオンモール土岐周辺における交通事情

 回答 交通第二課長

 イオンモール土岐オープン後の13日間で見てみますと、最初の日曜日に15,567台の車が来場し、朝から満車ということになり、180分待ちとなりましたが、国道19号の滞留車両は少なく、交通渋滞の影響は大きくなかったと思います。この状況を踏まえ、国道19号東町交差点の信号周期の変更を行いました。

 交通事故についてですが人身事故はなく、駐車場内の怪我のない事故は30件弱という状況です。

 来客者の客層ですが、多治見市土岐市民が4割程度、春日井市瀬戸市豊田市周辺が次いで高く、中津川、恵那、可児市に続くという状況です。イオンモール土岐は、国道19号沿いでもあり懸念しておりましたが、大きな混乱もなく現在に至っています。

議案2  警察に対する質疑と回答

問 〇多治見警察署における今年度の重点目標

  〇車のフロントガラスに施されているオーロラフィルムの適法性(伊藤 勝彦委員)

回答 警務課長

 ・岐阜県警察の重点目標につきましては、「安全・安心な「清流の国ぎふ」づくり」~県民に寄り添う強い警察~といった基本方針の下

○ 子供・女性・高齢者を守る取組と犯罪抑止対策の強化

○ 悪質重要犯罪の検挙と組織犯罪対策の強化

○  街頭活動・初動警察活動の強化

○ 緻密な交通事故分析に基づく交通事故抑止対策の強化

○ テロ、災害等に備えた対策の強化

○ 警察機能を最大限に発揮する基盤の整備

という6つの重点目標を掲げておりますが、当署の重点目標も同じで、これに応じて、取締り、広報啓発活動、各種訓練等の取組を推進しております。具体例として以下のものがあります。

・ニセ電話詐欺被害防止広報「突撃モーニング作戦」

・交通死亡事故現場付近における緊急高齢者家庭訪問指導

・JR多治見駅におけるテロ等対応合同訓練~JR東海、多治見市消防本部

 なお、来年につきましては、県警の重点目標に加えて、警察署としての目標も掲げることを検討しており、次回協議会において皆様方に紹介したいと考えております。

 

回答 交通第二課長

 ご質問の、いわゆるサングラスカーについてですが、運転手の表情などが確認しにくいなど、交通の危険を生じさせるなど、道路交通法の「窓ガラス整備不良車運転」に該当します。

 フロントガラス、運転席側面ガラス、助手席側面ガラスの前席3面について、着色ガラスや着色フィルムを貼付した車両を確認した場合、測定器を使用し、違反の有無を判断します。

 令和4年中、多治見警察署では「窓ガラス整備不良車運転」行為での検挙はありません。

 

問 旧統一教会の警察署への相談状況

  管内における児童相談所からの通報件数、立入件数、事件化数及び児童虐待防止に向けた取組(古澤 一晃委員)

回答 警務課長

 ​旧統一教会関係の相談につきましては、県内で、9月5日から10月31日までの間に8件受理していますが、当署での受理はありません。

 全国では、366件となります。 

 なお、この統計は、元総理の事件を受け、9月5日以降始まったものですので、9月4日以前は、統計を行っていません。

 また、宗教関係全般の相談に関しましても、その内容が、入信勧誘など宗教そのものの相談である場合のほか、悪質商法、駐車・騒音問題など多岐にわたり、カテゴライズが困難なことから、警察安全相談の統計としても宗教問題といった統計は行っていません。

 

回答 生活安全課長

 多治見警察署管内における児童虐待事案につきましては、認知件数(R4月1日~10月末)29件(42名)

(内訳) 身体的虐待   5件(5名) 心理的虐待  24件(37名) ネグレクト、性的虐待は0名

 警察で認知した児童虐待については、全件の事実確認(子供の安全確認)をしており、事件化したものは11件

(内訳) 児童への暴力行為による事件化 2件(2名) 夫婦間における暴力行為等による事件化 7件(11名)

 児童虐待防止に関してですが、全国的に社会問題化していることから全警察事象への対応時に、

・事案の背景に児童虐待事案が隠れてないか(身体確認、居宅内確認などの徹底)

・面前DV(いわゆる心理的虐待)による全件児童通告

・第三者からのいわゆる「鳴き声通報」に関しても全件臨場

を行うなど、常に児童虐待を念頭にした警察活動を進めております。

 

問 新聞の事件報道で「(警察は)認否を明らかにしていない。」という文言の理由(松本 律子委員)

回答  警務課長

 事件報道における被疑者の認否につきましては、捜査上の支障の有無を十分に検討・判断して、個々の事案により総合的に判断しております。

 

問 今年の自転車に対する取締り状況(検挙件数)(小瀧 康裕 委員)

回答 交通第二課長

 ご質問の、自転車関連についてですが、警察では、自転車の交通量や、自転車が関係する交通事故の発生状況等から「自転車指導啓発重点地区・路線」を選定し、多治見警察署は、JR多治見駅周辺とJR土岐市駅周辺を重点地区、更に多治見西高校前から弁天町交差点の国道248号・国道19号を重点路線として選定しています。

 多治見警察署管内の本年10月末現在の自転車の取締り状況は、「無灯火126件」で最も多く、続いて「携帯電話使用59件」となり、全体で450件の「交通違反警告書」等を交付しています。

 このうち、重点地区・路線での取締り状況は、「イヤホン28件」で最も多く、続いて「携帯電話使用25件」です。

 なお、悪質な交通違反について刑事罰の対象となる交通切符(いわゆる赤切符)での検挙はありません。

 

問 自転車条例の制定に伴う注意点 (水野 徳人 委員)

回答 交通第二課長

 自転車保険の加入義務化につきましては、小学生が成人女性と衝突し、女性が重体となった事故で保護者に対し、損害賠償として約9,500万円の支払いを命じられた事例があります。

 保険については、自動車の任意保険、傷害保険、火災保険等の個人賠償責任保障特約をつけることによって自転車の加害事故による損害賠償に備えることができます。

 この他に各学校が窓口となる保険もありますのでいずれかの保険に加入をお願いいたします。

 ヘルメットの着用につきましては、努力義務となっておりますが、自転車でヘルメットを着用していない場合は着用している場合と比べて致死率が約3倍(令和2年警察庁資料)との統計がありますので自らの身を守るために自転車乗車時のヘルメット着用をお願いいたします。

 

問 通行量の多い道路において自転車が車道を通行する方が危険を感じる。自転車の通行区分について、例えば歩行者が少ない郊外は歩道を通行させるなどの対応はできないか (井戸 徳明 委員)

回答 交通第二課長

 歩行者が少なく、かつ、歩道幅が広い(3メートル以上)場所につきましては、普通自転車の歩道通行可の交通規制により、歩道通行ができるようにしております。自転車の通行区分につきましては、道路管理者と連携し、自転車道の設置若しくは道路標示により自転車の通行位置の明確化を進めてまいります。

 

問 最近の交通死亡事故の特徴 (水野 徳人 委員)

回答 交通第二課長

 多治見警察署管内におきましては、10月30日と11月1日に3日間で2件の交通死亡事故が連続して発生しております。

 10月30日は、午後6時55分ころ、80歳男性歩行者と軽四乗用車が衝突したもの、11月1日は、午後6時ころ、75歳男性が運転する軽四貨物車が90歳女性が運転する3輪の自転車に追突したものであります。

 いずれの事故に共通するのは、午後6時台の暗い時間帯であること、高齢者被害であることです。

 多治見警察署では昨日までに交通死亡事故が7件発生し、死者は8名となっておりますが、8名のうち7名は高齢者であり、その割合は87.5%と高い割合を占めておりますので引き続き高齢者を中心とした交通事故抑止対策を推進してまいります。

議案4 多治見警察署 速度取締指針

 交通警察の最大の目標は、交通事故をゼロにすることです。この中でも最悪の結果である交通死亡事故を無くすために、速度の超過は交通事故に大きな影響があります。速度が上がれば上がるほど、致死率は高くなります。速度を抑制できれば10パーセント減らせるデータもあります。速度取締をすることで、ドライバーに取締りをしているという気持ちを植え付け、指定速度で走行してもらい、重大事故にならないようにしようとするものです。

 管内の事故件数、負傷者件数は年々減少していますが、交通死亡事故は増加傾向にあります。

 児童の交通事故について、小学校区別でみる歩行者対自動車の交通事故ですが、児童人口が多く交通事故が多い校区を中心に速度取締を行います。時間別では、8時から10時、16時から18時の時間帯に多く発生しています。このほか歩行者妨害取締、飲酒無免許の取締りを多治見警察署として指針を設けて実施します。

議案5 多治見警察署新庁舎建設の進捗状況

 多治見警察署は、昭和44年に建設され既に50年が経過したところで、県下で一番古い警察署です。経年劣化による老朽化はもちろん、障碍者用トイレがない、女性用トイレが少ない、駐車場が少ないなどを解消すべく新築するに至りました。主なコンセプトとして、東濃地域の防災拠点があります。また障碍者、子供などの利便性の向上もあります。

 約25億円の予算で鉄筋コンクリート造の6階建てで、延床面積約5400平方メートルです。現行は約3300平方メートルであるため、1.6倍の床面積を確保しています。工期は約2年間、令和6年7月1日の予定です。新庁舎完成後は、車庫棟の建設に移り、最終的な完成は令和8年4月となります。


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