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岐阜県警察山岳警備隊飛騨方面隊は、令和7年4月25日金曜日から同年5月7日水曜日までの13日間、北アルプス春山警備に従事し、穂高岳山荘で常駐警戒、西穂高岳一帯において山岳パトロール、新穂高登山指導センターにて登山指導活動を実施しました。
上記期間中、北アルプスの岐阜県側では、双六岳、弓折岳において2件(重傷1件、軽傷1件)の山岳遭難が発生しました。何れも残雪の斜面からの滑落事案であり、岐阜県警ヘリコプターにより救助しました。
5月以降、北アルプスでは残雪が徐々に減ってきますが、場所によって雪が残っている箇所もあります。
山岳遭難の原因の中で、必要な装備品を持っていない装備品不足と装備を十分に使いこなすことができない技量不足によるものがありますので、自身の体力・技量に見合った登山計画を立てるとともに、装備品の準備・点検を確実に行い、山岳事故防止に努めるようにお願いします。
岐阜県警ヘリコプターによる穂高連峰上空のパトロール(穂高岳山荘従業員提供)
雪壁を進む穂高常駐隊員(奥穂高岳山頂へのパトロール中)