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令和元年度警察署協議会代表者会議開催状況

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記事ID:0087178 2019年10月30日更新

1 開催日時

  令和元年10月30日(水曜日)午後1時30分から午後4時00分まで

2 開催場所

  岐阜県警察本部

3 討議テーマ

  「高齢者交通事故抑止対策」について

4 出席者

  (1)警察署協議会
     県下各警察署協議会代表者
  (2)公安委員会
     林正子委員長、古田善伯委員
  (3)警察本部
     警察本部長及び関係幹部

5 開催概要

  (1)開会式
    ア 公安委員長挨拶(要旨)
      皆様方には、警察署協議会を設けた目的を理解していただき、今後とも貴重なご意見をいただければと思っております。
      本日は、盛りだくさんの内容となっておりますが、有意義な会議となりますことを祈念し、私の挨拶といたします。
    イ 警察本部長挨拶(要旨)
      本日、お集まりの各警察署協議会の代表者の皆様には、平素より警察署の運営にご尽力をいただくとともに、警察業務の各般  に渡り、格別のご理解とご協力を賜っておりますことに対しまして、厚く御礼を申し上げます。
皆様方には、地域住民と警察が、相互に理解を深め、より安全な地域社会を実現するための懸け橋となっていただけるよう、今後ともご協力をお願いしたいと思います。
  (2)講話
    ア 「在留外国人の安全確保に向けた総合対策について」ー被害者にも加害者にもならないためにー(講演者:国際捜査課長)
     ・ 県内の外国人情勢・岐阜県警察の在留外国人等総合対策の概要
    イ 「犯罪被害者等支援条例の制定について」(講演者:広報県民課長)
     ・ 犯罪被害者の現状・我が国の犯罪被害者支援施策の経緯・犯罪被害者等支援条例の必要性・犯罪被害者支援施策の的確な実践
  (3)分科会
     地域別に3つの分科会に分かれ、同一のテーマである「高齢者交通事故抑止対策」について意見交換を行った。
   ● 討議テーマに対する主な発言
    ・ 横断歩道における歩行者優先について。まだまだ意識付けが弱いのではないか。
    ・ 免許証返納について。返納した後の環境整備について、サポートカーの導入等の啓蒙活動や、返納に関して家族一体の説得に加えて車に関わる第三者からのアドバイスも有効ではないか。
    ・ インフラの整備について。カーブミラーや街灯等の事故に遭わないインフラ整備を推進してほしい。
    ・ 警察だけでなく、各種団体との協力、行政の枠を超えた連携が今後必要になってくる。
    ・ 高齢者が加害者とならないために、参加型、体験型等の安全教育の機会をいかに多く与えることができるのか、地道な努力が必要。また、生活の足が自動車になっている岐阜県では免許証を取り上げるというのは非常に難しい環境である。事故を起こさないような車の対策も必要。
    ・ 個人の運転技能、運転能力が選別できる体制づくりが必要ではないか。
    ・ 運転範囲を限定するような仕組み作りをしないといけないのではないか。
    ・ 高齢者の交通安全の意識を高めるため、高齢者大学校等での教育が重要。
    ・ 免許証返納について、現在タクシーチケット配布等の対策も行われているが、地域柄、農作業に従事する高齢者が多数おり、行政のサポートを含めいろいろな課題が残っている。
    ・ 高齢運転者への交通安全教育のみでなく、子どもを含めた交通弱者を守る対策として、ハード部分での対応、例えばガードパイプや道路のカラー舗装などの整備が必要である。
    ・ インバウンドによりセントレア(中部国際空港)からレンタカーで県内に来る外国人観光客に対する安全運転指導の徹底が必要。冬季におけるセントレアと岐阜県とでは降雪の有無も含めて運転環境が違う点に留意した指導が必要である。
  (4)全体会議
    ア 分科会討議結果の発表
    イ 本部長総括(要旨)
      分科会の意見で免許証返納後の問題に関心が高いという事で、これについては引続き関係機関に働きかけていきたいと考えています。インフラの問題につきましても物理的な対策について進めているところでございます。警察だけでなく、道路管理者とも一体となって進めていくべき問題ではありますが、ぜび地元の協力が得られればどんどん進めていきたいと思っております。
セントレアにおけるレンタカーを利用する外国人への指導につきましては、目から鱗、非常に参考になるご指摘でございました。
      本日は、大変貴重なご意見を賜りまして、今後の施策に反映させていただきたいと考えておりますので、これからもお気づきの点を提議いただきましたら大変ありがたく存じます。
    ウ 公安委員長総括(要旨)
     ・ 国際捜査課長講話について
       外国人に対して偏見とか差別意識を持つのではなく、地域住民として私たちができること、外国の方々を犯罪者にも被害者にもしない意識改革が必要ではないか、ということを考えさせられました。
     ・ 広報県民課長講話について
       被害に遭われた方に、身近な自治体において総合的な窓口が設置されているということの重要性を改めて教えていただきました。岐阜県民全員が、色々な機会に聞かせていただくような機会を持てたらいいなと思います。
     ・ 分科会について
       行政をはじめとした諸機関や地域住人との連携の重要性、県警と地域住民がチームとなって対応していくことの重要性を改めて教えていただいた。引き続き皆さんと一緒に課題を共有させていただき、お声が反映するような関係につながるよう努めて参りたいと思います。