定例会（令和3年1月27日）

定例会議の開催概要

定例会（令和3年1月27日）

開催内容は、次のとおりです。

岐阜県警察からの報告・説明事項

1　令和2年度警察官採用試験実施結果について

　警務部長は、令和2年度警察官採用試験実施結果について、「本年度における警察官採用試験の最終合格発表を令和2年12月7日（月曜日）に行い、合格者107人、倍率5.5倍であった。本年度はコロナ禍ということで、春の採用試験を延期したほか、3密回避に伴う試験会場の追加、試験体制を拡充した。また、採用募集活動については、SNS等の活用、テレビ会議システムを利用した説明会等を行った。今後も、転職希望者対象や県内外の大学等での採用募集活動の強化を図っていく。」と説明した。

　この報告に関し、佐々木委員は、「コロナ禍での採用募集活動は非常に大変かと思いますが、SNS等を活用した採用募集活動を、引き続きよろしくお願いいたします。」旨述べた。

2　テレビ会議システムの整備拡張について

　警務部長は、テレビ会議システムの整備拡張について、「これまで本システムは、警察本部と最大9所属の同時接続が可能であったが、サーバーの整備拡張により、警察本部と子機を置くすべての所属が同時接続可能となる。また、親機がなくても同時に5グループの会議が可能となる。本システム整備後(令和元年10月)から令和2年12月末までに合計130回活用した。今後の期待される効果としては、警察活動本来業務の時間の確保、合理的なリソース配分の実現等となる。」と報告した。

　この報告に関し、矢橋委員は、「テレビ会議と通常会議を、バランスを取りながら実施していただくよう、引き続きよろしくお願いします。」旨述べた。

3　初任科第444期生(長期生)卒業式の挙行について

　警務部長は、初任科第444期生(長期生)卒業式の挙行について、「卒業式は、1月28日(木曜日)に岐阜県警察学校で行い、卒業生は52名で、佐々木公安委員にご出席いただく予定である。卒業式に伴う新型コロナウイルス感染予防対策として、国歌及び校歌の静聴、マスクの着用、卒業生家族は1名に限り、体育館にて式典状況をリモート視聴とする。」と説明した。

　この報告に関し、林委員長は、「ご説明いただいたように、万全な感染予防対策をして卒業式を挙行していただきたい。」旨述べた。

4　電子決済サービス「ドコモ口座」を利用した私電磁的記録不正作出等事件の検挙について

　生活安全部長は、電子決済サービス「ドコモ口座」を利用した私電磁的記録不正作出等事件の検挙について、「本事案概要は、被疑者が、株式会社NTTドコモのdアカウントを不正に取得してドコモ口座を開設し、同口座と銀行口座を紐づけて、銀行口座内の預金をドコモ口座に振り替え、d払い機能により、コンビニなどの店舗で商品を騙し取ったものである。本件の被疑者は中国籍の20代の男女3名で、11府県警による合同捜査を行い、本年1月19日に通常逮捕した。」と説明した。

　この報告に関し、林委員長は、「検挙と同時に、フィッシングサイトの注意喚起を行っていただくようにお願いいたします。」旨述べた。

5　令和2年中の犯罪情勢(暫定値)について

　刑事部長は、令和2年中の犯罪情勢(暫定値)について、「昨年中の刑法犯認知件数は、前年比2,410件減少の10,447件であった。罪種別では、重要窃盗犯は認知件数が前年比381件減少の1,158件、検挙件数が前年比46件増加の613件であったほか、特殊詐欺は、認知件数が前年比24件増加の150件で被害額が2億円を超えた。また、暴力団犯罪は、検挙件数、検挙人員ともに減少し、来日外国人犯罪は、検挙件数が減少し、検挙人員は増加した。昨年の結果を踏まえ、引き続き、検挙率の向上に努めていく。」と説明した。

　この報告に関し、林委員長は、「引き続き、検挙率向上に努めていただきたい。」旨述べた。

6　令和2年中の交通事故発生状況について

　交通部長は、令和2年中の交通事故発生状況について、「令和2年中の交通事故死者数は前年比41人減少の43人で、現行の統計制度を開始した昭和23年以降最小であった。特徴としては、高齢者死者が全死者の5割強であり、今後も高齢者の交通事故防止対策を推進し、交通死亡事故抑止に努めていく。」と説明した。

　この報告に関し、佐々木委員は、「引き続き、取締りや啓発活動に力を注ぎ、交通死亡事故抑止に努めていただきたい。」旨述べた。

7　道路交通法(共同危険行為等の禁止)違反被疑者の検挙について

　交通部長は、道路交通法(共同危険行為等の禁止)違反被疑者の検挙について、「本件は、昨年5月に岐阜県本巣市内の県道において、集団で暴走行為をした少年を道路交通法(共同危険行為等の禁止)違反で検挙した。」と説明した。

　この報告に関し、林委員長は、「暴走行為について検挙の報道をすることで、暴走行為をすれば検挙されるという認識を持たせることが出来ると思うので、引き続き検挙に努めていただきたい。」旨述べた。

8　東京2020オリンピック聖火展示の警戒警備について

　警備部長は、東京2020オリンピック聖火展示の警戒警備について、「聖火展示は、東京2020オリンピック聖火を活用した地方創生事業として、令和2年11月7日(土曜日)から令和3年3月16日(火曜日)まで14道府県で開催され、当県では、令和3年2月5日(金曜日)から9日(火曜日)までの5日間の日程で、岐阜市等の8市町にて開催される。警備体制は、警備実施本部を設置するほか、管轄警察署及び本部員による各対策班を編成し、展示会場内外における警戒、抗議・妨害事案等に対応する。また、聖火展示が安全かつ円滑に行われるよう、各自治体との連絡体制の強化や展示会場移動時における警戒の実施等の警備諸対策を行う。」と説明した。

　この報告に関し、矢橋委員は、「警戒警備を行うにあたって、新型コロナ感染予防対策にも配意して行っていただきたい。」旨述べた。

＜決裁等＞

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