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濃飛横断自動車道の早期全線整備を求める意見書

記事ID:0307055 2023年7月6日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

 濃飛横断自動車道は、郡上地域から下呂地域を経過し、東濃地域に至る全長約80キロメートルの高規格道路であり、本県の高速道路空白地帯を補完する大変重要な道路である。
 リニア中央新幹線岐阜県駅(仮称)へのアクセス道路として重要な役割を果たし、首都圏から沿線各地へのアクセスが大幅に向上することで、県内の周遊観光や広域観光連携の幅をさらに広げるだけでなく、新たな企業進出等、民間投資の促進にもつながるなど、沿線地域の活性化に大いに寄与することが期待されている。
 また、中央自動車道や東海北陸自動車道、国道41号と相互に連携することで、災害に強いダブルネットワークを構築するなど、「命の道」としての役割も担う道路である。
 このため、本県では、整備効果の大きい区間から順次整備を進めており、技術的に難工事になることが予想され、県での施工が困難である堀越峠道路については、本年3月に国による権限代行事業としての実施が決定されたところである。地域の安全と安心を実現し、経済の好循環をもたらすストック効果を早期に発現させるためには、この堀越峠道路を含む濃飛横断自動車道の早期全線開通が大変重要である。
 よって、国においては、次の措置を講ずるよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 

 

1 国による権限代行事業として新規事業化された「堀越峠道路」について、早期開通に向け迅速に事業を推進すること。

 

2 県が事業を進めている「中津川工区」及び「和良工区」について、リニア中央新幹線の開通を見据え、十分な予算を措置すること。

 

3 当面の間、現道活用が見込まれる一般国道41号の一部区間について、雨量規制解消に向けた屏風岩改良・門原防災事業の推進、三原防災事業の早期事業化を図ること。

 

4 下呂市から中津川市の未事業区間について、早期事業化への支援を行うこと。

 

令和5年7月6日

岐阜県議会議長

(送付先)
衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、国土交通大臣、内閣官房長官