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美濃茶

岐阜県のお茶【美濃茶】

美濃茶とは

 山紫水明の地「岐阜」。県の北部、東部の大部分は北アルプス、中央アルプスなどの3000m級の山々をいだき、こうした山々を源として揖斐、長良、木曽の三つの川が悠々と流れています。
このような美濃・飛騨の豊かな自然の中で育まれた「美濃茶」。美しい自然は時に厳しくもありますが、それが茶の力を引き出し、茶本来の豊かな香りと味を生み出しています。
「美濃茶」は、西美濃地域の「美濃いび茶」、美濃中央地域を中心とする「美濃白川茶」が二大銘柄として販売されており、各地域には他にも個性的な銘柄が数多くあります。また、優れた気象条件を生かして、おいしくて「安全・安心」な茶の生産が進められています。

<美濃茶の産地>
産地地図美濃茶の産地の画像

茶の画像1産地の紹介

「美濃茶」の産地は、大きく分けて、「美濃いび茶」産地と、「美濃白川茶」産地に分けられ、各地域でそれぞれ特徴あるお茶が作られています。

茶の画像2美濃いび茶の産地

  • 西美濃の茶産地
     
    主な産地は、大垣市(旧上石津町)、垂井町、関ヶ原町です。冬期に積雪が多い厳しい自然条件の中、特色ある香り高いお茶が栽培されています。垂井町のお茶は縁起の良い「不帰茶(かえらずちゃ)」として知られています。
  • 揖斐の茶産地
     
    主な産地は揖斐川町(旧揖斐川町、春日村、久瀬村)、池田町です。揖斐川沿いに開けた地域で古くから生産が行われており、味と香り、水色(すいしょく)に優れたお茶です。

揖斐川町では乗用型機械を導入して生産性の向上を進めています。またかぶせ茶やてん茶(まっ茶の原料)の生産も行われています。
旧春日村では特別栽培茶の生産が行われています。
池田町では、山ろくの傾斜地を中心に栽培が行われ、香り高いお茶が生産されています。

茶の画像3美濃白川茶の産地

  • 白川の茶産地
     
    主な産地は白川町、東白川村、七宗町、八百津町です。美濃地方中央部の山間地域を中心に生産されています。飛騨川とその支流に沿った傾斜地の美しい茶園は、国内の大きな産地としては北限に位置し、冷涼で昼夜の気温差が大きい環境が、お茶の高い香気と味を生み出しています。
    白川町では、「白川茶手もみ保存会」により、古来から伝わる手揉みの技を今に伝えています。
  • 関津保谷の茶産地
     
    主な産地は関市(旧上之保村、旧武儀町)です。津保川沿いの山あいに位置する茶園で、味、香りに優れた良質茶が生産されています。
  • 奥美濃の茶産地
     
    主な産地は郡上市(旧八幡町、旧美並村)です。長良川や小那比川沿いの山間傾斜地の豊かな自然の中で生産されています。
  • 東美濃の茶産地
     
    主な産地は、中津川市(旧中津川市、旧付知町、旧加子母村)、恵那市(旧恵那市)で、丘陵地や傾斜地で栽培されています。旧中津川市、旧坂下町、旧福岡町では、「ぎふクリーン農業」や有機栽培への取り組みが行われています。
  • 下呂の茶産地
     主な産地は、下呂市(旧金山町、旧下呂町)です。県内で最も北に位置する産地で、飛騨川とその支流に沿った茶園は昔から香り高い茶の産地として知られています。「ぎふクリーン農業」に取り組むなど、安全・安心なお茶の生産が行われています。

茶の画像4その他の茶産地

  • その他の茶産地
    主な産地は、山県市、本巣市、可児市及び瑞浪市です。

茶の画像5美濃茶の生産状況

年度 作付面積(ha) 栽培農家数 荒茶生産量(t)

H19年度

808ha

4,764戸

755t

H20年度

782ha

4,729戸

815t

H21年度

793ha

4,478戸

736t

H22年度

758ha

4,301戸

633t

H23年度

741ha

4,133戸

603t

H24年度

711ha

4,007戸

541t

H25年度

692ha

3,901戸

502t

H26年度

636ha

3,530戸

501t

H27年度

592ha

3,233戸

482t

H28年度

528ha

2,655戸

455t

H29年度

484ha

2,493戸

485t

H30年度

464ha

2,417戸

512t

R1年度 449ha 2,194戸 478t
R2年度 438ha 2,084戸 431t
R3年度 409ha 1,863戸 392t
R4年度 390ha 1,727戸 382t
摘要

岐阜県農政部農産園芸課調べ
作付面積および荒茶生産量について、小数点以下は切り上げ

茶の画像6岐阜県産緑茶の産地銘柄表示基準

消費者の食品表示への関心が高まる中、茶の適正な表示を推進するため、岐阜県産緑茶の産地銘柄表示について以下のように定めています。

  1. 岐阜県産の原料茶を100%使用した場合、「美濃茶」と表示することができる。
    また、岐阜県産の原料茶を50%以上、100%未満使用した場合は、ブレンドであることがわかるように表示する。
    例:「美濃茶ブレンド」「美濃茶(ブレンド)」
  2. 岐阜県内の各茶産地ごとの産地銘柄を表示する場合、美濃茶流通センターまたは美濃茶白川流通センターの所管する地域により、「美濃いび茶」「美濃白川茶」と表示することができる。
    また、当該地域産の原料茶を50%以上、100%未満使用した場合は、ブレンドであることがわかるように表示する。
  3. 市町村もしくはそれより小さい地域での産地銘柄の表示を行う場合、当該地域産の原料茶100%の場合に限って、販売者の責任において表示することができる。
    なお、生産履歴等による確認が可能であること。

茶の画像7岐阜県茶業振興計画

岐阜県の茶業振興に関する基本的な方針を示し、岐阜県の茶業振興と茶産地の維持発展に資することを目的として策定しました。

岐阜県茶業及び茶の文化の振興に関する計画 [PDFファイル/985KB]

 

 

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