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地域防災サポートチーム

可児市若葉台への「地域防災サポートチーム」の派遣等に関する取り組み

 平成24年10月31日(水曜日)より、平成24年度の「地域の絆づくり重点推進モデル地域」である可児市若葉台地区において、地域防災の課題を総合的・専門的に支援するため、「地域防災サポートチーム」を派遣しています。

災害時炊き出し訓練を実施しました

 平成25年5月21日(火曜日)に、アドバイザーの指導のもと、地域の皆さんが災害時を想定した炊き出し訓練を実施しました。

若葉台新春防災訓練を実施しました

 平成25年1月20日(日曜日)に、地域防災サポートチームの意見等を踏まえ、地域の皆さんが参加・体験型の防災訓練を自ら企画し、実施しました。

被災体験から学ぶ防災講演会を開催しました

 平成24年12月3日(月曜日)に、阪神・淡路大震災の被災者である語り部から、当時の震災状況や現在の取り組み等について学ぶ防災講演会を開催しました。

意見交換会を開催しました

 平成24年10月31日(水曜日)に、第1回地域防災サポートチームと若葉台防災委員会との意見交換会を開催しました。

地域防災サポートチームの紹介

1地域の課題・現状

  • 子ども世代の転出などに伴い、高齢化が県内でも突出して進行しており(高齢化率37.2%)、一人暮らしの高齢者など災害時要援護者が多く居住
  • 丘陵地を開発した住宅団地のため、歩行障がいを抱える方などの避難誘導が困難
  • 現役世代の減少に伴い、地域の担い手が減少し、地域防災力が弱体化
  • 可児市における「7.15豪雨災害」や東日本大震災の発生を受けた、住民の防災意識の向上

2支援内容

  • 自主防災組織づくりや実践的な防災訓練の実施など、自助・共助による地域防災体制づくりを支援
  • 平成23年7月の「東日本大震災震災対策検証委員会報告書」による防災対策への提言を中心に支援
(1)自主防災組織づくりの支援

 *防災訓練や災害伝承・危険個所の点検など、地域防災活動をリードする地域防災リーダーの養成
 *想定される地域の被災状況に応じた、自主防災活動マニュアルの作成
 *先進的な防災活動を行っている地域との交流を通じたノウハウの導入など

(2)自助・共助による地域防災体制づくりの支援

 *耐震診断の実施や家具の転倒防止など自助の実践
 *先進的な防災訓練の視察や被災経験者の体験談を聞く防災研修会の開催など、住民の共助意識の向上
 *近所相互で安否確認を行う訓練の実施
 *自宅周辺の危険度を把握する災害図上訓練(DIG:ディグ)の実施
 *災害時要援護者支援マップづくりと災害時要援護者の避難誘導訓練の実施など

3活動期間

 平成24年10月から平成26年3月末(平成25年度末)(予定)

4サポートチームメンバー

 防災分野の専門家と県・可児市関係部局の課長補佐以下の若手職員で構成

  所属・職名 チーム内での役割 氏名
専門家 地域防災ネット中部会長
防災士(日本防災士会所属)
岐阜県震災対策検証委員会委員
地域防災対策に関する専門的・実践的な指導・助言 いわいけいじ
岩井慶次
岐阜県 環境生活部環境生活政策課地域安全室
(課長補佐兼地域コミュニティ係長)
全体調整・地域の絆づくり こじまみつのり
小島光則
危機管理部門防災課
(課長補佐兼防災支援係長)
地域防災対策 たかいかずひこ
高井和彦
可児市 総務部防災安全課
(課長補佐兼防災係長)
地域防災対策 たがみもとかず
田上元一
健康福祉部福祉課
(福祉政策係主任)
災害時要援護者対策 さかいよしのり
酒井宜規

※岩井慶次氏について
 趣味のアマチュア無線がきっかけで平時より防災活動を行っており、平成17年に恵那市防災研究会を結成、地域防災ネット中部の会長に就任し、防災士の資格を取得。
 東日本大震災発生後は、石巻市、大槌町などで家屋からの泥出し作業などのボランティア活動を行う。また、岐阜県震災対策検証委員会の委員を務め、恵那市防災会議への参加や、講演会等での啓発活動など、県内で防災リーダーの養成や防災士の育成を行っている。

参考

 サポートチームの派遣について

  • 平成24年度より、県の「地域いきいきサポート事業」の1つとして実施。
  • 地域活動団体が地域の課題解決に向けて新しい活動を始める際に、県が総合的な支援を行う必要がある場合には、課題に応じて、専門家や先進的な活動を行う団体の関係者、市町村の協力を得て、関係部局の県職員による合同チームを編成・派遣し、サポートチームメンバーの専門性を生かした支援を行う。