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3大麻

大麻とは何ですか。

 大麻とは、アサの1年草である大麻草(カンナビス・サティバ・リンネ)とその製品(大麻草としての形状を有しないものを除く)をいい、令和6年12月12日以降麻薬として「麻薬及び向精神薬取締法」で規制されることとなりました(大麻草の栽培については「大麻草の栽培の規制に関する法律」により規制されています。)。
 大麻には、大麻草の葉を乾燥させた乾燥大麻『マリファナ』、樹脂(やに)や若芽をすりつぶして固めた大麻樹脂『ハシッシュ』、樹脂を花穂部ごと採取し固めた『ガンジャ』、花穂部を棒状とした『ブッダスティック』、葉や樹脂などから成分を抽出しオイル状にした液体大麻『ハシッシュオイル』など、様々な形態があります。

大麻を使用するとどのようになるのですか。

 大麻を使用すると、一般的には、気分が快活、陽気になり、よくしゃべるようになるといわれていますが、その一方で、視覚、聴覚、味覚、触覚等の感覚が過敏になり、変調を来したり、現在、過去、未来の観念が混乱して、思考が分裂し、感情が不安定になったりします。このため、興奮状態に陥って、暴力的、挑発的行為を行うことがあり、さらには、幻覚や妄想等に襲われるようになります。
また、初めての乱用で大量の大麻を摂取したような場合には、意識障害を伴う中毒性精神病状態となることがあります。身体的影響としては、吐き気、めまい、筋力の低下や平衡感覚の障害等が現れるほか、大麻の常用が生殖機能に支障をきたし、不妊、流産、胎児の死亡を起こしたり、染色体異常が現れるとの報告があります。