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もっと知りたいシックハウス症候群

シックハウス症候群の症状って?

原因となるものには何があるの?
シックハウス症候群に対する対策は?
(1)発生源を取り除く
(2)換気
(3)空気清浄機
新築、改築の際に注意することは?

シックハウス症候群の症状って?

 シックハウス症候群の代表的な症状とは、こんなものです。

  • 目がちかちかする、涙が出る
  • くしゃみ、鼻水、鼻がつーんとする
  • のどの乾き、痛み、いがいが、せき、たん
  • 頭痛、めまい
  • 疲労感、倦怠感
  • 吐き気、気分が悪い

症状の有無や程度には個人差が大きい。

原因となるものには何があるの?

 発生源となっているものには,こんなものがあります。

  • 洗浄剤(ワックス・クリーナー)
  • 塗料、接着剤(家具、建材、壁紙)
  • 殺虫剤、防ダニ剤、防虫剤
  • 芳香剤
  • 衣類等(カーテン、マットレス、カーペット)
  • たばこの煙
  • 開放型燃焼器具(石油ストーブ、ガスストーブ)

 住宅の建築に使用される建材だけでなく、日常生活で使用する家具や生活用品など多様な原因が存在する。

シックハウス症候群に対する対策は?

  1. 発生源を取り除く
    最大の対策なのですが、発生源の特定が不可能な場合や建材が発生原である場合など,実質的には発生源を取り除くことができないことも多いようです。
    しかし、建材、施工材以外でも発生源となる場合があり、それらを持ち込まない、あるいは持ち込む場合でも換気に十分注意する必要があります。防虫剤や防臭剤に含まれるパラジクロロペンゼンは空気より重いため、使用の際は、乳幼児や布団に寝ている時間の長い人がいる部屋では注意が必要です。
  2. 換気
    実質的であり最も効果的であります。
    窓を締め切ると時間とともに室内濃度が高くなります。また室温が高くなるほど、化学物質の放散が早くなります。夏の蒸し暑い時期は特に注意が必要です。
    換気には以下のことに留意してください。
    • ア外界条件(気温、外気の質)にもよりますが、日常生活において窓の開放による自然換気を積極的に取り入れる。
    • イ給気口がある場合はできるだけ開放状態にする。
    • ウ室内ドアを開放して通気経路を確保する。
    • エ浴室、トイレ、台所などの換気扇を利用して換気量を確保する。
    • オ数日間不在にする場合は、特に注意する。
    • カ押し入れ、タンス、収納庫等の扉を開放する。
  3. 空気清浄機
    過大な期待はできないが、換気による低減化を補助することによって、効果が得られる機種もあります。

新築、改築の際に注意することは?

  • ア建材、施工材は化学物質の放散量の少ない材料を使用しているかどうかを確認する。
  • イ施工後の室内の化学物質濃度は高いので、居住するまでの時間的余裕を持ち十分に換気を徹底する。
  • ウ有効な通風、換気の出来る間取りになっているか確認する。

保健所・センター等で相談を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。