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鰐口[わにぐち]文明8年銘

鰐口[わにぐち]文明銘

分類 重要文化財
指定別
所在地 本巣市文殊大洞
所有者 徳山神社
指定年月日 昭和47年12月13日

鰐口

 面径22.0cmで、中型のものである。表面外区に次の陰刻銘がある。
(右廻り)奉懸鰐口美濃国門丹生
(中央下部)願主
(左廻り)八幡宮之也文明八年丙申四月八日
文明8年(1476)当時、門入を門丹生と書かれていた所を見ると、この土地は、南朝と関係があったことを思わせる。
この鰐口は、よくたたかれたらしく、ひどくいたんでいることから、鰐口本来の姿でなく、村民の虫送り行事にでも盛んに使われたと思われる。
なお鰐口は、揖斐郡徳山村門入(現揖斐川町)八幡神社に伝来してきたものであるが、徳山ダム建設に伴い本巣市の徳山神社に移管され保管されている。