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給食・栄養

当センターにおける給食業務

 当センターにおける給食業務は、病院、福祉施設、学校という多目的な性質を持っています。
 そのため給食内容は、発育途上にある児童であることなどを考慮しつつ、障がいの程度、病態、喫食能力に応じ、調理形態、盛り付け、食器等に配慮しています。
 当センターでの食事は単に栄養の補給のみでなく、小児期の正しい食習慣の形成の上で、重要な役割を担っています。また、親元を離れ、単独で入所中の児童にとっては、センターが生活の拠点となるため、家庭的な食事が提供できるよう、心がけています。

食事の楽しみと食育

 センターでの食事は、児童の毎日の生活の中での楽しみの1つになっています。
食事に、変化と期待が持てるよう、季節毎の行事食や、センターで開催される「お楽しみ行事」に合わせたイベント食、手作りおやつの日などを設けています。正月の「おせち」や「七草粥」、「ひなまつり」などの折には、伝統料理を献立に組み込み、「献立だより」や「メッセージカード」を付けています。これらにより、児童が、その行事の由来や意義に興味を示し、日本の伝統行事を食を通して体験することで、食文化への理解・継承につながっていくことを願いながら、食育としての食事の提供を目指しています。また、センター全体としてのイベントでは、日常食では、食べられないサプライズのあるものを準備し、食の楽しみを演出できるよう努めています。

調理業務の委託

 当センターでは、平成22年度から、調理業務の全面委託を実施しています。受託会社には、安全と質が確保された給食の提供を第一とし、当センターの基本方針に沿った業務の遂行を要請しています。また、給食内容については、定期的に給食委員会を開催し、改善・見直しの機会を設けています。その他のセンター行事についても、受託会社と協議を重ねつつ、協働して適切な事業の運営が図れるよう、取り組んでいます。