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本文

願興寺鰐口[がんこうじわにぐち]

分類 重要文化財
指定別
所在地 可児郡御嵩町御嵩
所有者 願興寺
指定年月日 昭和51年9月3日

願興寺鰐口

 鋳銅製で面径63.0cm、厚さ16.0cm、耳の長さ5.7cm。面圏三重。撞座は蓮華文で、表面につぎの陰刻銘がある。
(外区中央上部)大寺山
(内区中央上部)願興寺
(内区中央下部)本願
与次郎
(外区中央下部)左衛門太郎
(外区中央より右廻り)濃州可児郡小泉庄木下郷
(外区中央より左廻り)天正十二年甲申十一月吉日大工無鉄
銘文で明らかなように、この鰐口は、天正12年(1584)11月に、現本堂建立の発起者である玉置与次郎が、市場左衛門太郎とともに願主となり工人無鉄に鋳造させて、再建成った本堂に奉献したものである。