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冬頭山崎1号古墳須恵器3

遺跡名

冬頭山崎1号古墳

所在地

高山市冬頭町山崎

時代

古墳時代

種類

須恵器

出土状況

1号古墳
冬頭山崎1号古墳須恵器3
長脚2段透かしを有する有蓋高坏です。蓋と同様、焼成時の歪みが脚部と受け部の一部に生じています。欠損部分はなく、完形で出土しました。杯部は体部が緩やかに内彎して立ち上がり、受け部下で強く内彎しています。受け部は外反して端部は丸くなっています。口縁部は短く内傾して立ち上がり、端部を外反させて尖らせています。内外面ともに回転ナデ調整で、回転ヘラケズリ調整は認められません。脚部は円筒形の基部から裾部に向かってハの字状に開き、端部は面を形成しています。内外面ともに回転ナデ調整を施しています。脚部透孔は2方向に上下2段で長方形に穿たれ、外面には上下の透孔の間に沈線が2条巡っています。なお、脚部内面には重ね焼きの付着物が残っています。回転ナデから判断されるロクロの回転方向は右です。
口縁部径:12.5cm
脚裾部径:14.4cm
器高:15.2cm

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