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岐阜県慢性腎臓病対策について

慢性腎臓病(CKD)は新たな国民病

 CKD(Chronic Kidney Disease)は、1つの疾患の名称ではなく、腎臓の働きが徐々に低下していくさまざまな腎臓病を包括した総称です。CKDの発症には、加齢に伴う腎機能低下や、糖尿病や高血圧など生活習慣病が深くかかわっており、CKDが進行すると透析療法が必要となります。わが国では約33万人の方が人工透析を受けるなど、国民の健康に大きな影響を及ぼしています。また、成人の約8人に1人はCKDと言われており、新たな国民病として注目されています。

慢性腎臓病(CKD)って何?

 CKDとは、以下の1、2のいずれか、または両方が3ヶ月以上持続する状態

 1  尿異常、画像診断、血液、病理で腎障害の存在が明らか(特に蛋白尿の存在が重要)
   2  糸球体濾過量(GFR)60 mL/ 分/1 .73 m2 未満

 ■糸球体濾過量(GFR)とは・・・

  腎臓の機能 を知ることができる指標です。
  このGFRは血清クレアチニンの検査値と年齢・性別を使って計算して出すことができます 。
  GFRが60といわれたら 、 腎臓は60%の働きしかできなくなっているということになります。

CKD対策として、普及啓発、CKDの進行抑制に努めております。

 CKDの多くは、自覚症状が乏しいため、健康診断や医療機関での検査により早期に診断し、適切な治療や生活習慣を改善することで、進行を抑制できると言われています。県では、CKDに関する様々な情報をホームページなどで情報発信していきます。

普及啓発について

○岐阜県では、慢性腎臓病の正しい理解と関心を高めるため、世界腎臓病デーにあわせて、3月18日(土曜日)に県民公開講座を開催しました。
 テーマ:「高血圧の予防と減塩対策」
 講演1「元気に長生きするためにできること 高血圧との向き合い方」
     浜松医科大学 名誉教授 菱田明氏
 講演2「今日からできる減塩 減塩食品の選び方、使い方」
     日本高血圧学会減塩・栄養委員会アドバイザー 野村 善博氏

○「ぎふ健康推進室ツイッター(@kenko_gifu)」でも、健康づくりに関する情報を毎日配信しています。ご活用ください。

 

腎機能をチェックしましょう

○自覚症状の乏しいCKDの早期発見に役立つのが、尿検査(尿蛋白)と血液検査(クレアチニン)です。
 これらの値をもとに、あなたの腎臓の働きをチェックしてみましょう! 

 GFR値の自動換算 : NPO法人日本腎臓病協会ホームページ<外部リンク>

岐阜県慢性腎臓病対策推進協議会について

 岐阜県では令和元年度に「岐阜県慢性腎臓病対策推進協議会」を設置し、毎年に複数回開催しています。

 岐阜県慢性腎臓病対策推進協議会

連携ツールについて

 岐阜県では、健診で発見されたCKD患者への早期介入、継続した医療提供体制、岐阜県の実情に応じた医療提供体制の構築を図ることとしています。病気の状態に応じて、患者さんに治療が切れ目なく提供できるためのツールを作成しておりますのでご活用ください。

 岐阜県慢性腎臓病対策 連携ツールについて

 

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