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柳津町こども見守り会

柳津町こども見守り会(岐阜市)

活動団体名

柳津町こども見守り会

活動区域

岐阜市柳津小学校区全域

団体の概要

 地域環境の急速な変化(大型商業施設の進出、建売住宅の増加、通学路の交通ラッシュ、暴走族・不審者の出没等)に伴い、子どもたちが安心して生活できるよう「地域の子どもたちの幸せな健全育成を願い、安全指導をする」という目的のもとに活動を始めた。
 平成12年2月から「柳津佐波女性の会」が中心となって地域の方々に呼びかけを行い、「柳津町こども見守り会」が発足した。発足当時の会員は、100名弱であったが平成30年8月現在162名と増加している。
 7地区の班長を中心に、柳津町全域の安全安心のまちづくりの一翼を担っている。(女性134名、男性28名)

各地区の人数
地区名 東塚 本郷 北塚 南塚 宮上 宮下 高桑
人数 4人 10人 14人 21人 63人 24人 26人
うち男性 2人 1人 4人 3人 14人 4人 0

 各地区をバトンタッチ式で、学校まで付き添っている。
 羽島警察署考案の「できるときに・できることを・できる人が・できるところで」をモットーに、気楽に、気長に、危険なく活動するように心がけている。
 平成15年度に「岐阜県安全・安心まちづくりボランティア」に登録された。

活動内容

  • 小学校の登下校時刻に合わせて、毎日通学路で見守りを行う。
    • 自宅付近の通学路で、あいさつを交わし交通安全指導をしながら見守っている。
    • 地域の大切な宝である子どもたちの将来に向け、あいさつや交通ルール、マナー、自然とのふれあいを通して子どもたちの人間性を豊かにするお手伝いをしている。
    • 雪の日には、積雪がある場所に注意をするよう声かけ等をして特に目配りをしている。
    • 体調の様子、いじめ、危険な行為等に目配り、気配りをして子どもの気持ちに優しく寄り添うよう心がけている。
    • 通学路の安全確保のため、堤防道路等の交通規制を要望し認められた。
    • 登下校時には、自宅付近の通学路に出たり、窓から見守ったりもしている。トラクターでの田おこし、イチゴのハウス内でも子どもの声がすれば、注意を向けるなどさりげない見守りは、長続きの秘訣である。
  • 通学路の環境整備
    • ​小学校北東トンネルで、見通しが悪いところがないか点検すると共にゴミやたばこの吸い殻、雑草の撤去等を行い、通学路の安全管理を徹底している。
    • 人目に付きにくい場所に1メートル以上の雑草が茂っている個所は、小さな子が入っても目につきにくい危険な場所となってしまうため力を合わせて、早めの撤去を心がけている。子どもたちが「きれいにしてくれてありがとう」と挨拶してくれると、活動していて本当に良かったとやりがいを感じる。
    • 通学橋の排水升を清掃し、降雨時の安全確保を行っている。
  • ​​商業施設等での見守り、防犯活動
    • 商業施設に出かけた時は、トイレや死角になる場所、ゲームコーナー等を見て回り、安全確認をしている。
    • 公園や堤防、橋の付近を通る時は、危険な個所がないか注視し安全な環境づくりに努めている。
    • コンビニで、空きビンが散乱している時には、安全防止のため率先して撤収掃除をしている。
    • ​不審者情報があった場合はその場所を確認して、すぐ会員相互で情報を共有して防犯に努めている。
  • ​「こどもアハハの会」の開催
    • 地域で子どもたちが安心して思い切り遊べる機会を企画実施している。(毎月第2日曜日午前中)伝承遊び、伝統文化のお抹茶の作法教室、浴衣を着て地域の方と盆踊り練習、「紙芝居をみよう」「しめ飾りリースをつくって飾ろう」「おひな祭り料理をつくろう」など子どもたちが見たり、聞いたり、体を動かしたりして遊ぶことを大切にしている。
    • 地域の人や学年を超えて友人と一緒に遊び交流することの楽しさを知り、仲間づくりの機会となっている。
  • 小学校との連携
    • 小学校からは、毎月の行事案内が伝達され、適時・適切な見守り活動につながっている。
    • 年1回、2月の終わりに小学校全校児童が体育館に集まり「見守りさんお礼の会」が開催される。見守り会員は、全員ステージに上がり、お礼の言葉を聞く。子どもからの温かい感謝の言葉に、うれしさと感激の気持ちでいっぱいとなる。

会員の声

  • 子どもの目線で、子どもの歩幅でいつも笑顔で挨拶をすることを心がけている。

  • 孫が、見守り会の皆さんにより安全に通学できている。今度は自分が、見守る側になって地域の役に立ちたいという思いで参加している。子どもの元気な笑顔にやりがいを感じ、こちらがパワーをもらっている。

  • 転んだりした時のためにいつもバンドエイドを持っている。スーパー等で会うと「見守りのおじちゃん、おばちゃん」と声をかけてもらえるのがうれしい。卒業し大きくなった子どもさんから声をかけられると、活動に参加して良かったと痛感する。

  • 高学年の子が、低学年の子の面倒を見ていたわる様子が微笑ましい。そんな光景に気持ちがすがすがしくなる。

  • 活動に参加することにより、規則正しい生活が維持され健康づくりにも役立っている。それは、地域全体が元気になっていくことにつながると思っている。

  • 大勢で見守り活動を行っていると、堤防通行時間規制遵守や横断歩道での一旦停止遵守につながり交通安全対策が進んでいく。また、地域の防犯活動にも効果があると認識している。

  • 子どもたちにいつも優しく寄り添い良い行いには心から褒め、危険な行動には厳しく指導する勇気をもって臨機応変に対応している。

  • 地域の「宝」である子どもの命を守る「地域の目」として、これからも継続して活動を続けていきたい。

車が行くまで待つよ。ストップの画像
​車が行くまで待つよ。
ストップ!

新一年生頑張って登校します。

新1年生頑張って登校します。

6年生が1年生と笑顔で登校
​6年生が、1年生の手をとり笑顔で登校。

すべらないよう気をつけての画像
すべらないよう気をつけて。

踏切は、注意、注意。気をつけて渡ります。
​踏切も上手に渡れました。
いってらっしゃい。

通学路の清掃
​安全のために通学路の清掃。
大きなムカデも駆除。

見守りさんお礼の会会長あいさつの画像
​見守りさんお礼の会
会長あいさつ

お礼の会児童あいさつ
見守りさんお礼の会
児童あいさつ

課題と今後の展望

  • 会員の平均年齢は、75歳。次の世代の参加等により継続した活動としていきたい。
  • 今後も学校、警察署、自治会、子ども会等各団体と連携し、子どもたちの安全安心のために充実した活動を目指していきたい。