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飼い主のいない猫(野良猫)に餌を与えている方へ

野良猫に餌を与えると…

お腹を空かせた野良猫がいたら餌を与えたいという思いはわかります。しかし、野良猫のためを思って餌を与えることが、結果として不幸な野良猫を増やしてしまうことにつながります。また、餌を与えている野良猫がご近所の敷地で排泄するなど、ご近所の迷惑となっているかもしれません。

猫に与える悪影響

・猫が繁殖して増えることにより、縄張り争いが起こり、怪我をする猫が増えます。

・猫同士の接触や喧嘩を通じて、猫白血病や猫エイズなどの感染症が流行しやすくなります。

・メス猫の場合、妊娠・出産を繰り返すことで母体に負担がかかります。

近隣住民とのトラブルの発生

毎年、県民から猫に関する苦情や相談が保健所に寄せられています。その中で、ふん害による苦情や野良猫への餌やりに関する苦情が多くを占めています。猫による被害で困っている方は、野良猫に餌を与えている人が原因だと思っていることが多く、トラブルに発展してしまいます。

<猫に関する苦情・相談の例>

・庭の花壇に毎日ふんをされて困っている。

・大切にしている愛車を爪で傷つけられた。

・倉庫内で野良猫が子どもを産んだので引き取ってほしい。

・置き餌にハエが寄ってくるため不衛生に感じる。

猫に餌を与えるときに守るべきルール

猫に餌を与える場合は、猫への悪影響や近隣住民とのトラブルを防ぐために、以下のことを守ってください。

置き餌をしない

猫が来る時間が不特定だからといって、長時間餌を置いたままにしないでください。置き餌をすると、餌を求めて他の地域から猫が入ってくる、カラスが寄ってくる、ゴキブリやハエを発生させるなどの問題が生じます。

一日のうち餌の時間を決めて、適量を与え、猫が食べ終えたらすぐに片付けてください。他の時間に猫が来ても餌を与えないでください。そうすると、数日で決まった時間に猫が姿を見せるようになります。

排泄場所を用意する

餌を与えている猫がご近所の敷地で排泄するとトラブルになるため、ご自身の敷地内に猫トイレを用意してください。市販の猫トイレだけでなく、プランターに土を入れて砂を敷いたものでも代用できます。

猫がいつも排泄している場所がわかっている場合は、その場所と同じような環境にすると排泄しやすくなります。

不妊去勢手術を行う

野良猫がかわいそうと思うのであれば、これ以上野良猫を増やさないようにするために、不妊去勢手術を行ってください。猫は繁殖力が旺盛で、年平均3回発情し、1回の妊娠で平均5匹の子猫を産みます。不妊去勢手術を行わずに餌だけ与えていると、その地域で野良猫がどんどん増えていきます。

手術を行うことで、発情期の性衝動のストレスがなくなり、猫同士のトラブルも防ぐことができます。

飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用の助成を行っている自治体もありますので、お住まいの市町村にお問い合わせください。

ご近所に迷惑をかけていないかよく観察する

猫の行動範囲をよく観察し、餌を与えている猫がご近所の迷惑となっていないか確認してください。猫が嫌いな方やアレルギーをお持ちの方は、猫が敷地内に入っただけで不快な思いをされることがあります。また、用意した排泄場所以外で猫が排泄してしまった場合は、ご自身で清掃するよう心がけてください。

地域猫活動という方法もあります

野良猫への餌やりのルールをお示ししましたが、一人ですべて行うのは難しいという場合は、近隣住民が協力して地域の猫問題に取り組む、地域猫活動という方法もあります。岐阜県では、地域猫活動を行う自治会に対して不妊去勢手術を無料で実施するなどの支援を行っています。

詳細はこちら

啓発用リーフレット

飼い主のいない猫(野良猫)に餌を与えている方に考えてほしいこと [PDFファイル/700KB]

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