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郡上市西乙原自治会

郡上市西乙原自治会(郡上市)

活動団体名

郡上市西乙原自治会

活動地域

郡上市(西乙原地域内)

活動場所

郡上市西乙原公民館

地区の概要

 郡上八幡ICと美並ICの中間地点にある地区。
長良川の西側に位置し、災害で橋が崩壊すると、孤立する地区である。道幅は狭い田舎道であり、121世帯454人が暮らす。高齢化率は、40.1%である。(平成27年7月1日現在)

【活動内容】(防災活動の先進的取り組み)

安否確認台帳等の作成

 ・安否確認台帳121世帯の家族構成、緊急連絡先、介護施設の入所情報、職業等が記載されたもの。
 各世帯を通し番号により管理している。この冊子は、自治会長のみが管理している。会長に訃報の連絡が入り、回覧のお知らせを作成している。この情報をもとに台帳を毎年更新している。緊急連絡先の携帯番号の収集は、住民の理解を得るため、1軒ごとに説明を行い、3年間かけて行った。台帳作りを通して、良好な人間関係を築く事ができた。

安否確認・一時避難体制

 安全な避難及び住民同士での安否確認ができるよう、4から5世帯ごとにグループ化を行い、最終的な避難場所(中学校)に避難するまでの一時避難場所を、グループ代表者の自宅としている。

防災器具貸出一覧表

自主防災会緊急時備品借用可能会員名簿を作成し、発電機、投光機、ジャッキ等を保有する世帯を把握している。
 貸し出した器具は持ち主に返却できるよう、所有者を特定できる番号のシール(安否確認台帳の通し番号)が貼られている。

防災訓練

 ・9月に毎年実施している。安否確認シートを活用して訓練を行う。多くの住民が参加する。
 ・平日の日中に災害が起こった際にも安全に避難ができるよう、中学生は幼稚園児を連れて避難する訓練をおこなっている。また、中学校の災害対策委員が、車で移動する際に混乱が起こらないよう、一方通行とする(田舎道で道幅が狭いため)指揮を行う等の役割分担をしている。
 ・昼間は、高齢者と女性が主な在住者であることから「女性の会」防災訓練では、防火防災器機取り扱いをマスターするため機会あるごとに訓練を実施している。
 ・オレオレ詐欺や、空き巣等の防犯についても、地域における被害件数をデータ化し、防災訓練の日に研修を行っている。

安否確認報告
前列の委員がグループ毎の安否確認人数の報告を受けている様子

避難状況報告
自治会福祉委員が避難状況・人数の報告を受け集計する様子

「女性の会」消火栓取扱い訓練
​「女性の会」の消火栓取扱い訓練の様子

消火栓へホースの接続訓練
「女性の会」の消火栓とホースとの接続訓練の様子

講和風景
指定避難所へ避難し、最終安否確認状況及び避難所生活の約束事等の習得・理解の講話を聞く様子

課題と今後の展望

 各世帯に配布している防災マップを住民一人一人が理解し、非常時に活用できるよう実践的な防災活動をさらに進めていく。避難所運営にも着手していきたい。