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知事記者会見(平成26年8月5日)

記事ID:0011940 2015年9月11日更新 広報課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

平成26年8月5日(水曜日)午後3時00分

知事 4点(資料を)お手元にお配りしております。
まず最初に、(パネルを指して)ここにもボードがありますけれども、県産品の販売・情報発信の拠点ということで、JR岐阜駅に隣接しております「アクティブG」の2階に、ちょうど改札を出てすぐのところなのですけれども、「THEGIFTSSHOP(ザギフツショップ)」という名前で、9月26日(金曜日)にオープンをするということで、今準備を進めております。
優れた県産品を県内外に広くPRするということで、海外を含めて更なる販路拡大を支援していこうと、こういう性質のものであります。
(パネルを指して)ここにロゴがありますけれども、"清流の国からの贈り物・ギフト"ということで「GIFT」、複数形で「GIFTS」SHOPというのと、岐阜と「ギフ」がちょっと掛け言葉のようになっています。それから、「大切な人へのギフト」、あるいは「自分へのご褒美のギフト」ということで、県産品を提供して、豊かな岐阜を実感できる場所を目指そうということでございます。
それから、(パネルのロゴを指して)このブルーの線がありますが、これは県内5圏域を表しています。その間に白の4本線がありますけれども、これは木曽川、長良川、揖斐川、宮川と本県を代表する清流のイメージで、四角形自身が住空間を意味するということで、清流の恵みを受けた豊かな生活シーンというイメージで、このロゴマークがあります。
実際に今どのようなものを置くか色々精査をしていますけれども、地場産業を中心とした定番の製品とか、季節の特産品、それから海外で人気の出た商品、あるいは県で支援して開発した製品等々の約1,500点、これにストーリーを添えて、ライフスタイルへの取り入れ方を提案しながら販売するということです。
リアル・スタイル株式会社という、名古屋、仙台、金沢等々でインテリアショップをやっておられるところなのですが、そこに運営を委託をしようということでございます。
詳細あるいはオープニングイベント等については、もう少し時間が経ったところでご披露させていただこうと思っております。
このお店は、年間2,000万人が往来するJR岐阜駅ということで、県民の皆さんが最大の顧客になろうかと思います。県民の皆さん自身に県産品の魅力を知っていただく、誇りを持っていただく、愛用していただく、それから県民の皆さん自身が例えばここで買い物をしてお土産として県外にお持ちになるというような、県民の皆様が外にアピールをしていただく、そういうための拠点となるお店であります。
それから、岐阜を訪れた観光客に対しても、「こういうこだわり品物があるのですよ」ということをお示しすると。それから、しばしば岐阜にもお出でになりますけれども、各地域の優れモノを探しておられるバイヤーがたくさんおられる訳です。そういった方々に対しましても、主要な県産品をここでまとめて見ることができると、そして優れモノを発見して、商談を進めていくというようなことも期待できると。それから県内の事業者の皆さんにとりましては、自分たちの作った製品がどういうふうに評価され、売れていくのかということも近い所で判断できると。このようなことで、新しい販売・発信拠点ということで期待をしているところでございますので、是非アピールのほうもよろしくお願いします。
それから次が「アクア・トトぎふ」、世界淡水魚園水族館です。淡水魚の日本No.1の水族館である訳でありますが、この「アクア・トトぎふ」が、(開館)10周年を先月14日(月曜日)に迎えております。今、大体年間46万人のお客さんが入っておりまして、岐阜県としては代表的な観光施設の1つでございます。
この10周年を記念して、子ども達にスポットを当てたイベントをやっていこうということです。絵画コンテストの表彰式でありますとか、トークショー、クイズ大会でありますとか、「清流の国ぎふの"川はかせ"・"川遊び名人"になろう」というようなことで子ども向けのイベントをやるとか。それから特別企画展はお手元に資料があると思いますけれども、「グレイトアマゾン車で行ける、アマゾン川」というチラシがありますけれども、これも今開催中でございます。
ということで、特に明後日7日(木曜日)の日にイベントをやります。私も出かけて行って、ご挨拶に加えて絵画コンテストの知事賞(授与)と、それからくす玉開きと、それからラモス監督が来ますので、水族館長と合わせてトークショーをやろうということです。私は引き立て役ですから、専らラモス監督に大いにしゃべってもらおうということです。応募した約100人の親子も招待をさせていただきますけれども、立ち見席もありますので、是非見ていただければということでございます。
FC岐阜の成績がどうこうということはあまり言いませんので。ここのところ2連勝してちょっと盛り返してきましたけれども。それよりも子どもさんを念頭に置いたラモスさんからのメッセージを上手に引き出せれば、私としては役割を果たせるということでございます。
それから、ついでにこのグレイトアマゾンもラモスさんと一緒に見ようと思っております。まさに彼はブラジル出身ですから、彼の故郷をこの「アクアトト・ぎふ」で見ていただくと、こういう趣向になっておりますけれども、何とおっしゃるか。子ども達にどういうふうにこのグレイトアマゾンのことをおっしゃるか、これもまた楽しみです。
それから、未来会館です。何度もこの場でも「どうするんだ、どうするんだ」と。県議会でもご質問がありましたけれども、ほぼご案内のようにコンセプトも固まって、今再開に向けて作業をしているところであります。大体来年の9月下旬のオープンというところを目指しております。
それで、文化施設の部分と、それから三田洞の運転教育施設の部分と2つ機能を持つということでありますけれども、特に県が自ら運営します文化施設部門につきましては、「子ども、若者など次世代の文化芸術の担い手を育成し、新たな文化を創造していくための県民参加型の拠点」という部分と「障がい者の文化芸術活動の拠点」という部分と、この2つのコンセプトでやっていこうということです。
岐阜は清流の国で、その清流の拠点がいわば川湊(かわみなと)ということでありますけれども、この未来会館が「清流の国ぎふ」にとってあたかも現代の川湊のような存在になっていけばということでございます。
具体的なプログラムを今、まず9月下旬にオープンして当初の1ヶ月間どんなことをやっていくのか、その後どんなふうに展開していくのか、色々と今練っているところでございます。
そこで、新しい名称を募集しようということでございます。私どもからのお願いは、やはり「ぎふ清流国体・ぎふ清流大会」の成果を後世に伝えて、そして「清流の国ぎふ」づくりを推進していくということで、「清流」という言葉をどこかに入れた新しい名称を付していただいたらどうかということで、これから1ヶ月間、公募をさせていただいて、10月までには決定したいと思っております。お一人何点でも結構でございますし、記者クラブの方々のご提案も大歓迎でございますので、「清流」という言葉をどこかに入れて、これぞというようなアイディアがございましたら是非、よろしくお願いしたいと思っております。
それから最後に、「少子化問題を考える県民シンポジウム」を9月6日(土曜日)に大垣市情報工房で予定しております。村木厚生労働事務次官をお招きして、基調講演をやっていただいて、その上で県内の各界のこの分野に大変危機感を持って取り組んでいただいている方々、私どもの子ども・女性局長も含めてですね、パネルディスカッションをやっていただこうということです。
今年度からご案内のように、私ども子ども・女性局を新たに設置して、様々な支援をやっていこうということでありますけれども、その一環として、村木事務次官とうまく連絡がとれてご都合がついたものですから、色々とお話を伺わねばと。いわば安倍総理が推進するウィメノミクスと言うのですか、女性の社会進出といったことについて、政府の中でリーダーシップを発揮していただいている村木事務次官でありますので、大変良い話が聞けるのではないかということを期待しているところでございます。
以上が、私からお伝えすることですけれども、あとこれもしばしば、ここでご質問がありましたので、情報として申し上げておきます。DIOジャパンですね。7月31日(木曜日)をもって業務休止をしたということで、このことについては、7月31日のまさに間際になって、厚生労働省のほうから、DIOジャパン本社の営業がなかなか確認できないので美濃加茂コールセンターはどうなっているのか調べてくれと、こういう話がありました。
早速、美濃加茂市とそれから県のスタッフが、DIOジャパンの美濃加茂コールセンターに赴きまして、ご案内のようにこのコールセンターは6月末で事業停止をしている訳なのですが、事後処理ということで社員が一名常駐しているということで、その方に話を伺った訳です。ちょうどこの7月31日の時点でもおいでになりましたが、本社の指示によって後始末、関係書類の送付等々をやっておられて、ご本人も7月31日で解雇と、その日をもって解雇ということになっているので今日でおしまいですと、こんな話でありまして、本社の業務休止についてはよく知らないということでありました。
ということで、厚生労働省も含めてですね、突然の業務休止ということでありまして、今は厚生労働省がむしろ本社ベースで連絡を取ろうとしていると、こういう状況でございます。
いずれにしましても、美濃加茂コールセンターの事業が既に終わっていることはもちろんでありますが、その後始末の関連でやっておりました本社も業務休止になったということでございます。情報として申し上げておきます。以上です。
記者 昨日の国の人事院勧告のほうで、国家公務員の給与が千円前後引き上げになるという発表があったのですけれども、これに伴って県の職員の給与について、その国の人事院勧告についてのご所感と、県の職員の給与についての見通しだとか、その辺りのご所感を伺えればと思うのですが。
知事 人事院は人事院で、本来業務として毎年、国家公務員のあるべき数字について勧告をされる訳で、それはそれとして人事院の手法で結論をお出しになるということです。
地方はそれを受けて、人事委員会がそれぞれの地域としての検討をして、官民格差とかですね、色々な検討をした上で答えを出す訳で、それをお待ちした上で、我々としては人事委員会のお考えを尊重しながら最終判断をしていくと、こういう流れになります。まずは、人事院がどういう勧告をお出しになって、次いで人事委員会がどういうふうに作業をしていくかということで、これを見守っていくということです。
記者 もう一点。先程のDIOジャパンの関係で、不勉強で恐縮なのですけれども、本社の業務が停止するとなると、今後、県の補助金の返還を求めていく対象だとか、何か県の対応として変わってくるもの、影響というのはどういうものが考えられるのでしょうか。
知事 そもそもこの一年間、私ども県としては美濃加茂市に補助金を交付した訳です。そして美濃加茂市が委託事業としてDIOジャパン美濃加茂コールセンターを使って雇用創出をやってきたということです。その辺りの、まずは県としては美濃加茂市に対して、委託の趣旨と言いますか、目的と言いますか、そういうことに照らしてこの一年間のアクティビティー(活動)がどうであったのかということをチェックしていただいておりますので、それを受けてどう考えるかという話です。
それからそもそも、そのお金は厚生労働省から来ているお金ですから、出元の厚生労働省として、しかも全国的な見地からですね、これ岐阜県だけではありませんので、どういうふうに考えていくか。その辺の厚生労働省としての、国としての考えもあるでしょうから、そういったところを見極めていくということになります。
まずは、美濃加茂市に対して、この委託事業がどういうものであったのかということを今きちんと検証していただいているということです。その結論を待って、先程申し上げたようなことを色々と勘案しながら、どう対応していくのか考えるということではないですかね。
記者 美濃加茂市のミツカンの工場が今日、報道陣に公開されましたが、県として企業誘致を進めていく中で、知事として美濃加茂市への工場進出についてどのように期待しているかということについて、お話を伺えますでしょうか。
知事 先般、ミツカンの会長さんも県庁においでになっておられましたけれども、非常に硬い岩盤の上にある立地でありますし、セキュリティの面からも、それから場所も全国のちょうどまん真ん中で交通の要路にあるという意味で、ミツカンさんとしても、拠点として非常に重視をして出て来られるという話でありました。
私どもからしますと、ちょっと今具体的な金額は忘れましたが、規模的にも、投資規模としても大きいですし、それから雇用効果も確か250人前後でしたか、雇用効果としても大きいものがありますので、私どもとしては、非常にありがたいといいますか、ウェルカムということで、積極的に色々な意味で応援をしていこうというスタンスでございます。
記者 先日の報道で、10月に南北戦争で激戦地になったゲティズバーグに、副知事を派遣するという報道がありましたけど、この狙いについて、詳しく教えていただけませんでしょうか。
知事 今日も、花フェスタ2015ぎふ実行委員会の時にも、涌井(史郎)先生(県立森林文化アカデミー学長)から色々と、東海環状自動車道全体を見渡した観光戦略とか、活性化戦略とか、そんなことを念頭におきながら、花フェスタ2015ぎふをどうするかということを考えようではないかと話がありました。色々とご紹介があった中で今日私も申し上げたのですけれど、関ケ原というのは、これはもうキャンペーンの必要がないほど、PRの必要がないほどに国内的には誰もが知っているブランドであります。
それから、海外でも特に、歴史研究・軍事研究をされておられる方々にとっては、関ケ原の戦いというのは非常に関心が高いものでございまして、私もヨーロッパ、アメリカにおりましたときに、政府関係者の方々は、「東軍と西軍がどうしてこうして」とか結構詳しい話を向こうのほうがおっしゃっておられました。ドイツの友人に聞いたら、これはもう教科書に載っているのだよと。歴史の教科書に載っているのだよというようなことを言っておりましたけれども。
要は、そういう地域ブランドとしての関ケ原というものを改めて、関ケ原町とも相談をし、西濃の皆さんとも相談をしながら、改めて磨いていこうではないかと。観光産業を基幹産業にするとか、地域の魅力を高めていくとか、東海環状自動車道はいよいよ西回り(の整備)がこれから着々と進んでいく中で、これをどう活かしていくのかということ、関ケ原をどう活かしていくのかという視点が大事ではないかということを言っております。
近く、関ケ原の再活性化と言いますか、観光資源として、地域活性化の資源として、どう見直しをしていくかということで、委員会のようなものを立ち上げようと思っております。
そういう中で、色々な角度から検討していく中で、世界を見渡しますと、ゲティズバーグは南北戦争、リンカーンの「人民の、人民による、人民のための政治」と言いますか、これで有名になったところであります。ヨーロッパで言えばワーテルローです。ナポレオンがあそこでウェリントン公に敗北したところです。
そういう古戦場というものが、アメリカやヨーロッパで、どんなふうに今位置づけられて、それをアピールするためにどんなふうに取り組んでいるのかということを当然勉強しなければいけないということで、上手副知事に、この秋に海外出張でアメリカに行ってもらうのですけれども。その任務の一つとして、フィラデルフィア郊外のゲティズバーグに行ってもらいます。
名古屋に今度来られた(在名古屋米国領事館)首席領事も、フィラデルフィアの出身で「あの辺りのことは詳しいので、色々協力しますよ」と話をしておられましたけれども、そういうことです。県には、ヨーロッパ駐在(の職員)がおりますので、ヨーロッパの古戦場はそちらで調べてもらおうかと思っておりますけれども、そういう趣旨でございます。
ただ、何もそれだけで行く訳ではありません。もう一つ、これまた今日、花フェスタ2015ぎふ実行委員会の時にちょっと申し上げたのですけれども、各務原市にある航空宇宙科学博物館、この手のものとしては私は、日本では最大・最良のものだと思っているのですけれども、必ずしも十分知られてないということ。もう一つは、オールジャパンの、日本の航空宇宙の全ての分野に渡る活動をバランスよく並べている訳ではないものですから、むしろ日本の航空宇宙のこれまでの発展の歴史を一同に会して見てもらえるような、そういう施設にもう一段も二段もグレードアップしていきたいということで、文部科学省、経済産業省、それから航空宇宙関係の企業、有識者とか色々な方々に協力をこれから求めようと思っております。
そういう中で、やはり参考になりますのはアメリカのスミソニアン博物館。あそこのど真ん中にゼロ戦が置いてあります。それから、あそこへ行くと宇宙食も食べられます。グッズも、お子さんから専門家まで十分楽しめる色々なものを売っておりますけれども。それから、例えばケープ・カナベラル、ケープ・ケネディとも言いましたが、ケネディスペースセンターがフロリダにあります。ここもやはり、アメリカの宇宙開発の歴史を、夢が叶うと言いますか、夢を実現するというようなコンセプトで、色々な角度から展示をして、それから立体映像でもアポロの活躍の歴史を見せたりして、アメリカの子ども達を中心に、アメリカ人のフロンティア精神を非常に鼓舞すると言いますか、そういう施設がケネディ(スペースセンター)にあります。他の各地にもスペースセンターがありますけれども、そういったものも併せて見てきてもらおうかなと。
そういう一環として、フィラデルフィア郊外のゲティズバーグに行ってもらおうと。ちょっと長くなりましたが、ゲティズバーグだけ行くというと何しに行くのだと言われるかもしれませんけれども、そういう全体の流れの中で行ってもらいます。