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センターの仕事

はじめに

自然豊かな私たちの郷土岐阜の各地には、何万年もの昔から多くの人々が暮らしてきた確かな足跡が数多く残っています。
一方、道路整備やダム工事などの開発を進めて行く過程で、現状のままでは保存できない文化財もたくさんあります。
岐阜県文化財保護センターでは、このような国民的財産である埋蔵文化財を発掘調査などによって正しく記録し保存すると共に県民の皆様にその成果を広く公開し、また積極的に活用することにより、ふるさと岐阜の歴史と地域の埋蔵文化財に対する県民の皆様の理解と関心の向上に努めています。

運営方針

(1)発掘調査
区分 内容
発掘作業 開発事業に伴い、県内の遺跡の発掘を行います。
整理等作業 出土品の接合・拓本・実測、調査記録等を行います。
報告書 発掘調査の成果を報告書として刊行します。
試掘・確認調査等 開発事業に先立ち、遺跡の有無や範囲を調査します。

発掘調査から公開まで

(2)普及活用
区分 内容
出前授業 職員が出土品やパネルを学校等へ持参し、遺跡や歴史についての授業を行います。
タイムスリップ探検隊 小学校高学年の児童とその保護者を対象として、発掘作業等の体験学習を実施します。
総合教育センター研修 教員研修の一環として、遺物や発掘調査の成果などを生かした授業づくりのための講座を開催します。
現地見学会 発掘作業現場において見学会を開催します。
岐阜県古代・中世寺院跡総合調査活用事業

平成30年度から令和4年度に当センターが実施した岐阜県古代・中世寺院跡総合調査の成果を主とした、県内における古代・中世寺院跡に関する報告会や展示を行います。

展示 県博物館、県歴史資料館などに当センターが所蔵する出土品等を展示します。
ホームページ ホームページにセンターの活動内容を掲載し、埋蔵文化財に関する最新の関係情報を提供します。
年報 毎年度、発掘調査の成果を年報としてまとめ、関係機関へ配布します。
(3)研究・支援等
区分 内容
研究 県内の埋蔵文化財の研究を行い、研究紀要等で成果を公表します。
出土品等の管理・貸出 出土品や関係資料等を適正に管理するとともに、貸し出しを行います。
調査支援 内自治体等が実施する発掘調査において、助言や情報提供等を行います。

調査実績(令和6年4月1日現在)

  • 調査ファイル(平成14年度以降の調査遺跡一覧)
  • 調査遺跡数199遺跡
  • 調査面積約737,689.5平方メートル
  • 報告書166集、他1集
  • 出土遺物24,701箱
これまでの主な発掘調査
調査原因 遺跡 調査年度 主な遺跡
徳山ダム 23遺跡 H3からH18 戸入村平遺跡(揖斐川)、塚奥山遺跡(揖斐川)
東海北陸自動車道 8遺跡 H3からH9 西ヶ洞遺跡(郡上)、勝更白山神社周辺遺跡(郡上)
東海環状自動車道 31遺跡 H4から現在 柿田遺跡(可児・御嵩)、佐口遺跡(美濃加茂)、重竹遺跡(関)
荒尾南遺跡(大垣)
中部縦貫自動車道 16遺跡 H13から現在 上岩野遺跡(高山)、赤保木遺跡(高山)、野内遺跡(高山)
県工業団地造成
・VRテクノジャパン
・ソフトピア
・関テクノハイランド
20遺跡
1遺跡
22遺跡
H5からH8
H5からH7
H8からH11
船山北遺跡(各務原)、船山北古墳群(各務原)
今宿遺跡(大垣)
砂行遺跡(関)、深橋前遺跡(関)、南青柳遺跡(関)
<外部リンク>