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古文書読解講習会第1回「高山陣屋文書を読もう」

平成25年度古文書講座「高山陣屋文書を読もう」第1回を開催

 当館では平成23年度・24年度に「ほんものにふれよう!」と題して、本館所蔵の信長文書と秀吉文書の公開と解説を実施しましたが、今年度は「高山陣屋文書を読もう!」というテーマで毎月1回全10回の予定で古文書読解講座の実施を計画し、5月9日(木曜日)の午後第1回目を開催しました。

飛騨郡代高山陣屋文書と取り上げた史料

 岐阜県歴史資料館には、470,000点以上に及ぶ文書史料が収蔵されています。飛騨郡代高山陣屋文書はそうした中の1つで、信長文書等とともに当館を代表する史料であり、およそ24,000点ほどが遺っています。元禄5年(1692年)7月以降、飛騨国が幕府の直轄地(天領)となって以来明治に至るまで、代官及び郡代によって支配されてきた飛騨及びその周辺の様子を伝えるものです。
 本講座では、この中から明治2年の「判事局日記」と「御役所日記」を取り上げました。この時期は、飛騨の歴史にとっては一大事件であった梅村騒動が起きた時期であり、その時期の飛騨の様子を生の史料から読み取ろうとするものです。梅村騒動とは、明治初年、飛騨の取締役として赴任し、初代高山県知事となった27才の青年梅村速水が、革新的な政治を進める中で飛騨の人々の反発を買い、大騒動によって排斥された事件です。
 第1回目は、明治初年の高山陣屋を中心とした飛騨の動きを年表で追い、「判事局日記」の明治2年1月1日から1月6日までの記録を解読しました。梅村施政を批判して浮説を流したり徒党を組んだりする動きを非難し、役人を派遣して新政の趣旨を説いたり、困窮者の救助に当たらせたりしている様子を読みとることができました。
 出席された方々は、明治初年の飛騨の動きを解説する職員の話に耳を傾け、日記の記録を職員と共に読み取ることに精力を傾けておられました。岐阜新聞社による取材もありましたので、その記事を併せて紹介します。

野口館長の挨拶小川敏雄専門職の講義風景
野口昌良館長の挨拶の様子        小川敏雄学芸専門職による講義の様子

 岐阜新聞に掲載された記事ここをクリックしてください[PDFファイル/589KB]

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