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長屋神社の祭礼行事[ながやじんじゃのさいれいぎょうじ]

分類 重要無形民俗文化財
指定別
所在地 本巣市長屋
技芸団体 長屋神社文化財保存会
指定年月日 平成2年11月20日

長屋神社の祭礼行事

 長屋神社の祭礼行事は、8月2日に本巣市長屋に所在する長屋神社で行われる神輿の渡御、山車の稚児舞と獅子舞、馬駆け等行事をいう。
長屋神社は古くは長屋牛頭天王と称し、明治2年(1869)長屋神社と改めた。祭神は建速須佐男命・櫛名田比売命・須賀八耳命を祀る。
長屋神社の祭礼行事は、7月19日に神輿出しと馬定め、7月26日に馬元への決定通知、7月30日乗試馬、8月1日には別当・乗子・馬主の宮詣り(試楽)、8月2日に神輿の渡御・馬の集落めぐり・山車の引き上げ・馬駆けとなる。馬駆けの前の昼食時に「一本茶漬け」を食し、また境内では神輿の渡御、山車の上では稚児の舞及び獅子の舞が執行される。
祭りの開始は2日の午後3時頃、本殿前でお祓いを受け、神主・稚児・神輿3基が参道を通り、社標が建っているところまで渡御し、そこでまたお祓いを受け、参道に戻る。神輿は祭神三柱にちなんで三基であるが、帰りは暴れながら練ってくる。稚児等は途中で止めてある山車の二階に乗り込み、稚児舞を演ずる。獅子舞は、はじめに小獅子が舞い、次に大獅子が舞う。大獅子が太鼓の上へ馬乗りになると、そこで山車が人々に曳かれ、50m程神社寄りに進み、再び、稚児舞と獅子舞を演ずる。大獅子が前のように馬乗りになると、山車が動き出し、境内に入り拝殿前まで曳かれていく。これを3回繰り返す。舞の最後に太鼓の縁などをたたくのを合図に、駆け馬が境内から出ていく。馬は1頭で、参道を3回駆けるが、3回目は白装束で南下しながら、五色の色紙を細かく切ったものが花笠を拡げると一面の花吹雪となる。見物人はご利益があるとかで、先を競って拾い集める。これで祭りは全て終了する。

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